四国霊場八十八カ所を巡る参拝者らが休憩する徳島県鳴門市などの複数の遍路小屋で、「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」などと記された貼り紙が見つかり、徳島県が9日、調査に乗り出したとの記事が発信され心が痛みます。
遍路小屋に外国人排除の貼り紙 3県10市町に
議事の続き…
四国遍路をめぐっては、昨年末に参拝者を導く「先達(せんだつ)」に外国人女性として初めて公認された韓国の崔象喜(チェサンヒ)さん(38)が、四国への恩返しと参拝者の案内のため、道順を示す矢印や日本語にハングルを添えたステッカーを、許可を得た家や店に貼ってきた。崔さんは「ショックです。自分は余計なことをしたのかな。悲しいです」と話している。
四国各地に遍路小屋を整備するプロジェクトを進めてきた大阪府吹田市の建築家の歌一洋(いちよう)さん(66)は「お遍路のおもてなしの文化を壊す行為だ」と批判。四国八十八ケ所霊場会の会長で52番札所・太山寺の吉川俊宏住職(70)も「ハングルのステッカーは善意でやっていること。差別的な表現で非難するのはおかしい」と指摘した。
私自身の四国遍路を第二の人生と考え、本年には孫を四国別格20霊場の子供先達に推薦しようと考えており、聖域と感じて歩いて遍路を巡拝する地域で、こんな恥ずかしいステッカー事件が起こっていることに当事者の見識を疑います。
「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会 http://www.geocities.jp/henrogoya/
私が所属する歩き遍路友の会東海の総会には、四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトを支援する会の事務局長さんも会員として奈良県から参加されており、ヘンロ小屋の存在が歩き遍路にとって貴重な存在となっていることからも、早期の改善に期待したいと思います。
四国八十八ケ所霊場会の会長は、「ハングルのステッカーは善意でやっていること。差別的な表現で非難するのはおかしい」と指摘したとありますが、今回の発端となった韓国人女性の新人公認先達が、四国への恩返しと参拝者の案内のため、道順を示す矢印や日本語にハングルを添えたステッカーを、許可を得た家や店に貼ってきたとあり、「ショックです。自分は余計なことをしたのかな。悲しいです」と話しているようですが、はっきりと言って余計な事で、韓国のハングル文字のステッカーは韓国人だけのためであり、配慮が足りない行為としか思えません。
観光地の案内板にハングル文字や中国語が表示されるのは全国的な風潮のようですが、JR東海では英語表示のみとなっており、日本国内の四国の遍路道にハングル文字の表示が必要なら、中国語も必要となり、ラテン語も、ドイツ語もとなり、それ以前に英語のステッカーが必要になってきます。
そもそも、日本で1200年にわたって伝えられた遍路文化を、韓国人しか読めない韓国人限定のステッカーが必要とは思えません。
必要とあれば、個人的な判断で作るステッカーではなく、歩き遍路には多くの西欧人が挑戦している事から、全世界に共通する英語で共通するステッカーに限定すべきで、あまりにも多種多様な国のステッカー乱立は遍路の混乱を招きます。
外国人差別の貼り紙、おもてなしの心泣く 徳島の遍路道
記事の続き…
バイクで四国霊場を巡る途中で同寺に立ち寄り、貼り紙を目の当たりにした名古屋市の男性(63)は「愛媛県西条市でも3日ほど前に見かけた」という。「見苦しく、嫌な気分になる。八十八カ所はみんなのいやしの場であり、遍路道は開かれた文化の道だ。こんな貼り紙はそぐわない。もっと広い心を持ちたい」
徳島市新町橋2丁目の阿波おどり会館前の2棟の遍路小屋にも貼られていた。椅子に2枚ずつ計4枚。管理する市観光協会の職員は「全く気づかなかった。公共の場所で、こうした行為はやめてほしい」。
夫婦でお遍路をしている松山市の主婦(62)は、2日前に吉野川市川島町の休憩所で同様の貼り紙を見たという。「遍路道は誰でも歩ける道なのに。日本人として恥ずかしい」。夫(67)も「貼った人は1200年も続いている遍路道をわかっていない。本当に遍路道を守ろうという気があるならそんなことはしないはず」とあきれた表情で話した。
外国人のお遍路さんは増えている。四国4県や企業などでつくる四国ツーリズム創造機構は外国人宿泊者をさらに増やすため、ウオーキングやトレッキングが人気の韓国では、遍路道や自然体験をPRする戦略に取り組んできた。
徳島県内の23の札所をまとめる阿波部会の会長で、5番札所地蔵寺の岡本慈勝住職(70)は「韓国人のお参りも増えている中、驚きと同時に憤りを感じる。どういう経緯かわからないが、許すことはできない」と話す。
貼り紙が中傷しているのは、四国霊場参拝者の「先達」に公認された韓国人女性の崔象喜(チェサンヒ)さん(38)=ソウル在住=が、一昨年から道中の店や休憩所に貼っているステッカーとみられる。
崔さんによると、参拝者の案内のために貼ったという。当初は韓国人遍路に向けてハングルで作成していたが、去年は韓国人に限定しないよう、日本語に小さくハングルを併記したものにかえた。はがす人がいることも知っていたが、遍路仲間から「ステッカーの案内、助かりました」と声をかけられることも多かったという。
今回のことについては、「こんな紙を貼る人が出てきたことはショックだった」
遍路道に休憩小屋を整備するプロジェクトを進めてきた海陽町出身の建築家歌一洋さん(66)は「一部の心ない人の行為で、お遍路のおもてなしの心を無視している」と批判する。歌さんが建設した高松市内の小屋でも先月、同様の貼り紙が見つかったという。「道に迷う韓国人は多く、ハングルのステッカーは役立っていると聞く。貼り紙は失礼だし、間違っている」
貼り紙に書かれた「日本の遍路道を守ろう会」という団体に関して、札所の寺院でつくる「四国八十八カ所霊場会」(香川県善通寺市)は「把握していない」といい、四国遍路の世界遺産登録を目指すNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市)も「聞いたことがない」としている。
■「非常に悪意に満ちた表現」
徳島弁護士会人権擁護委員長の上地大三郎弁護士は「特定の民族をおとしめる表現だ。浦和レッズの試合でも不適切な横断幕が掲げられたが、お遍路という場で見つかったのは根深く深刻な問題だ。逆の立場で、差別される人の気持ちを考えなければならない」と話す。
金明秀(キムミョンス)・関西学院大社会学部教授(計量社会学)は「差別の扇動にあたる、非常に悪意に満ちて、外国人排斥をあおりたてる表現だ」と指摘する。
「こうしたヘイトスピーチのような表現が近年、インターネットの外にあふれ出ている。日本には法的規制がないので、広がりに歯止めがきかない懸念がある。異色な存在を好ましく思わない同化主義や、見知らぬ他者を信頼しない風潮が日本社会に根強く残っていることが背景にある」
■徳島県、全市町村に調査依頼
徳島県男女参画・人権課は9日、吉野川市川島町の休憩所に貼り紙があるとの通報を受け、現地に職員を派遣して調査した。同様の貼り紙がほかにもないかどうかを調べるように、県内の全市町村に依頼した。
阿波吉野川署は軽犯罪法違反(はり札)の疑いも視野にいれて捜査を始めた。
私が責任者なら、韓国人しか認識できないステッカーもすべて英語の案内に変更することで、韓国人を差別する貼り紙もすべて排除し、四国の遍路道とおもてなし文化を全世界の人々に発信したいものです。
私の好きな上高地には、大声の母国語で案内する中国人や韓国人の団体がガヤガヤと訪れるようになり、私がカメラを構えている前に入って山河を撮影するようになり、京都の観光施設でも同様に不快を感ずることが多くなっていますが、明らかに西欧人のナチュラルな観光マナーとは違います。
新聞記事では、韓国人を中傷する貼り紙に厳しい批判が集中していますが、空海が極めた真言密教は、元々が師となる中国の恵果和尚から継承しており、外国人を排除する張り紙には嫌悪感があるものの、韓国人だけへのハングル文字ステッカーの氾濫に不快感を感ずる日本人とともに、地元住民にも多く存在することと、公認先達の中からも不快とする声を聞いたこともありますから、本来は霊場会とか公的機関の公認したステッカーに限定することも必要に思います。
4月10日の一言








