
昨日より巡拝中の知多半島新四国八十八ヶ所は、昨日に約半分の巡礼を済ませ、メンバーは早朝より5ヶ寺を歩いて済ませ、午前8時に40番影向寺から巡拝を始めました。
昨年に巡拝した経験が多少は活かされますが、ほとんどはお遍路歴50年の先達さんの助言に頼る巡拝となり、お昼に62番、午後2時には72番と順調に足を進め、新四国は午後6時まで納経所が開いているため、午後3時台に80番を済ませ、何とか満願が可能と思われた83番弥勒寺の参拝を終えた時に…
「本日はここまでとし、残りは歩きで打ち終える」との宣言です。「まだ廻れるのに…」の個人的希望は、弘法大師から先達への「お告げ」の前に封印し、メンバーは再度歩いて満願を目指すこととなりました。
「6月は大丈夫かなァ」
「えっ、何でした?」
「6月は議会じゃないの?」
「そうですが…」
「私達は毎年6月が高野山じゃないの」
「はぁ…」
昨年6月に津島市内のお寺から、「お参りする足が無くて困っている」と紹介され、高野山や善光寺などに同行しましたが、高齢化したメンバーから完全にあてにされ、6月の高野山だけでなく、来年の新四国まで私を予約されているようです。
「できれば秋に四国もお願いしたいの…」
「四国って、四国ですね…」
「そう、4回で廻れるかなぁ?」
「4回って、別格もですね?」
「そぉ、全部あんたに任せるから」
「えっ?、私の4回は夜行ですよッ」
私は夜11時に名古屋を出発し、仮眠後の朝7時から午後5時まで巡拝し、3日目も午後5時まで巡拝してから名古屋まで戻る2泊3日の行程4回で、満願から高野山御礼まで巡拝する旅程を基本に巡拝しており、高齢ゆえに夜行の徹夜疲れを心配すると、自分たちは車中で寝ておれば良いんだからと若者のような返事でした。
私自身も夜行3日間の行程には、年々体力の限界を感じているものの、いかに安く効率的に廻るかを考えた行程で、1回ごとに遍路以外のサプライズを入れており、3日目は日帰り温泉で入浴後の帰路が定着してきました。
こんな生活を楽しんでいると、昨年還暦を迎えたことからリタイヤに憧れてしまいますが、「あんたは次も頑張ってよッ」と先達さんに釘を刺され、議員であることが気軽に頼める理由とされ、引退して無職になってしまうことは許されない雰囲気で2日間を締めくくりました。
4月13日の一言








