昨日まで一宮市博物館で開催されていた『浮世絵展』のポスターです。

展覧会リーフレット

 偶然に訪れ、特別な期待もせぬまま会場に入りましたが、「本展では、歌川広重の『保永堂版 東海道五拾三次』全55図に加えて、変わり図6図すべてを展示し、はじめて浮世絵をご覧になる方にも分かりやすくご紹介します」の宣伝どおり、浮世絵に無関心な私でも十分に浮世絵を鑑賞することができました。



一宮市博物館 正面です

愛知県指定文化財《紙本著色浮世絵肉筆観桜図屏風》   (個人蔵)


 この浮世絵展には、歌川広重(1797~1858)の『保永堂版 東海道五拾三次』全55図の隣に、同じ版元の依頼によって作られた改訂版が展示されており、同じ場所を描いた2枚の浮世絵を見比べて、風俗の違いを比較すると興味深いものがありました。
 冷やかし程度で訪れたものの、東海道の東京日本橋から京都三条大橋まで、宿場ごとに見ていくと当時の人々の生活する様子が描写され、自然と共存していた日本の原風景にひきつけられました。


 さて、添付したカサとマントは映画の森の石松が羽織っていたような衣装ですが、四国の歩き遍路においても菅笠とポンチョがあれば十分と確信する江戸時代からの装束だったんですね。

 浮世絵の中にも、背中に大きな天狗の面を背負って、東京から四国の金比羅宮を目指す信者の姿が描かれており、旅籠でお客を呼び込む姿など、現代社会と共通する場面を見ながら、歌川広重が私の生まれる僅か100年前に実在したことを実感させられました。
 私の生まれるわずか100年ちょっと前には、浮世絵の世界が実際に展開されていたんですね。

 大井川を人を乗せて渡る人足や、箱根の峠をカゴをかついで走る大柄の人々は、今のタクシーで人を運ぶ運転手の原型かと思うと興味深く、当時の人々の旅や移動がいかに大変だったかも実感させられました。

 明日は早朝より、名古屋市の志賀弘法会の人々を知多半島の八十八ヶ所まで車で案内しますが、参加される人々は全員が八十前後の人ばかりで、明日の午後から雨の予報のため大変と思う反面で、浮世絵に描かれた巡礼者はもっと大変だったと思う夜となりました。

            本日の体重 71、1キロ 徒歩数 2196歩 夜間食有
                                    11月24日の一言