寒風吹く中で畑で咲いていた一輪のバラ

 15日未明に長野県で発生した大型観光バスが道路下に転落したスキーバス転落事故では、乗員・乗客計41人のうち、男女14人の死亡が確認され、20人以上が重軽傷を負う歴史的なバス事故となりました。

スキーバスが転落、14人死亡 20人以上けが 軽井沢

 最近は観光バスが炎上する事故が多発しており、格安ツアーに対する車輌不足が問題となっていましたが、この事故によって運転手不足による安全面や、スキー客減少から格安ツアーの企画や過当競争が問題にもなっています。

 表面的には無理な企画やバス会社の運行管理が問題とされ、バス会社の健康管理や出発前の点呼確認不足が問題になっていますが、2人の運転手が搭乗していたことから、いくら万全に発車しても運転する運転手のミスが命取りとなる現実と、安全面は二重、三重の対策が必要に思います。

運行会社「運転手の健康チェックせず」 スキーバス転落

スキー夜行日帰り「過酷」 競争過熱、足りない運転手
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 原因とされた過労運転を防ぐため、1人で運転できる距離の上限を従来の1日670キロから原則として夜は400キロ、昼は500キロに縮小し、上限を超える場合は交代の運転手の配置を義務づけた。今回事故を起こしたバスも2人体制で運行していた。
 運転手への安全研修や飲酒チェックの設備にかかる安全コストを運賃に上乗せする新料金制度も導入。ツアーを主催する旅行会社が不当な価格でバス会社に運行を委託し、安全を軽視した運行が行われないようにするためだ。
 貸切バス事業の新規参入時には必要な資金を引き上げ、営業所や車庫への現地調査も定めた。イーエスピーは14年4月に許可を受け、国交省の担当者は「厳格化された条件をクリアした」と説明する。
 それでも事故は繰り返された。ある運転手は「格安スキーツアーは過酷」という。昨冬、志賀高原のバスセンターで別の運転手が「日帰りで折り返し。3時間しか寝ていない」と嘆くのを聞いた。東京を深夜に出て翌朝にスキー場に着き、夕方に東京に戻る「夜行日帰り」の日程を「やひ」と呼ぶという。「格安ツアーは運転手に『やひ』を強いやすい。いつか事故を起こすと心配していた」
 バスや鉄道の安全対策に詳しい関西大の安部誠治教授(公益事業論)は「国交省の規制強化の方向性は正しいが、2人で乗務しても交代要員が寝ている間にドライバーが居眠り運転することもありうる。特に零細バス業者で順法意識が薄く、健康管理や労務管理が不十分なケースもある。規制の実効性を高める必要がある」と指摘する。

 さて、観光地へ夜間に走って、夜間に走って帰ってくる「夜行日帰り旅行」は、私も好んで企画する得意としている旅程で、前日の深夜に出発し、目的地で一日を観光して、午後から深夜に帰ってくる方法で、上高地や四国遍路にも出向いてきました。

 もっとも、私の場合は仕事と言うよりも、自分も楽しむため夜間走行を利用していますが、疲れたり眠たい場合は自由に休憩ができ、助手として家内も同行しており、指示された役務的な運行ではありませんが、青ナンバーの営業車のため安全確保は急務となります。

 添付した新聞記事でも、関西大学の安部教授が、「人で乗務しても交代要員が寝ている間にドライバーが居眠り運転することもありうる」と指摘されていますが、2人の運転手が搭乗しても助手席で仮眠していては安全確保にはなりません。

 昭和49年の年末に、名古屋観光バスのアルバイトで、車掌として九州まで走る帰省バスに乗務したことがありますが、運転手2人と3人の乗務で、大阪からは国道2号を徹夜で走り、「寝ても良いよ」と言われたものの、交代する運転手は運転席の後部座席2席で仮眠すると運転手1人になるため、朝まで運転席の横で起きていたことがありました。

 観光バスについては、過去は鉄道系の大手バス会社が主流となっていましたが、最近ではツクシのように誕生した小さな観光バス会社が各地に存在しており、規制緩和で3台以上の車輌があれば簡単に会社が設立できることも背景にあると思われます。

 現実に、福祉タクシーとは言え、一度もタクシー乗務や仕事をしたことのない私が国土交通省の認可を得て事業主になっており、大型2種免許も持っていることから、15人乗りのキャラバン3台を所有して大型バス事業として旅客運送の認可を受けようとした経緯もあったことからも、安全面の再検討は急務と思われます。

 明日は午前6時から9人のお客さんを乗せて、知多半島の巡礼に同行する予定のため、同じような不祥事とならないよう気をつけて走りたいと思います。

           本日の体重 72、2キロ 徒歩数 3041歩 間食なし
                                    1月16日の一言