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私の父親大鹿時義は、若い頃は浅見香城先生に日本画を習っており、門弟には元名古屋市長の杉戸清氏や、名古屋大学名誉教授大西誠一郎氏など、高名な方々が多い中で、先生の一番若手層の教え子にあたります。
 
絵は素質が無いものの晩年まで描き続けており、多くの作品を先輩や同僚の退職記念や交流会で配布しており、数年前には静岡県沼津市から「日本猿」を描いた色紙がオークションに出され、あまりにも下手で汚れていたものの、父親の愛用していた落款が押され、裏面には朱の住所印も押されていたことから、初めてオークションで落札しました。
 
添付した作品は、使い古しの額に入った父親の絵ですが、大きなダルマが小さなダルマと張り合っている姿を、私と家内に見立てて、私から「欲しい」と言ってもらった唯一の絵画です。
 
私の言葉を聞いた父親は、同じ絵を書き直すと言いましたが、過去に父親の絵を欲しいと思ったことがなく、唯一欲しいと思った直感からそのまま貰いましたが、私の言葉が嬉しかったか、その後に父親は同じ絵を何枚も描いていました。ただし、この絵のように欲しいと思う絵はありませんでした。
 
小さなダルマの目を見ていると、当時の家内を思い出して笑ってしまいます。昭和60年頃の作品と思われます。