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 貴乃花親方の引退が大きな話題となっていますが、元々は昨年11月に弟子の貴ノ岩が横綱日馬富士に暴力をふるわれた被害者であったが、この傷害事件の後で相撲協会の体質を批判するだけでなく、今年3月に内閣府に提出した告発状によって協会の中で孤立していったと思われます。

 今にして思えば、自分の弟子による暴力事件が起こり、協会批判の足元が崩れたことも大きいが、貴乃花を中心に団結していた一門の親方も、協会になし崩しにされ、今夏7月に、一門に所属しない親方は部屋を持てないと決められたことも原因で、貴乃花親方の性格では他の一門の親方の下に下ってまで部屋を継承できなくなったと思われます。

 そして、一代年寄りの親方だったため、貴乃花部屋はなくなります。


貴乃花親方が日本相撲協会に退職願を提出

「圧力かけてない」相撲協会が反論 貴乃花親方退職問題

 相撲に限らず、名選手が指導者として成功するとは限りませんが、かつて多くの名力士が親方として協会を去っていった事例も考えると、相撲協会の組織に対して嫌悪感しか沸いてきません。

 親の大関貴乃花は勿論ですが、伯父の横綱若乃花の残した「ニ子山部屋」の遺伝子が、相撲界から消え去ってしまったことに寂しさが隠せません。

 しかし、弟子を自分の子供として親から預かっていると常々発言していた貴乃花親方だけに、子供である弟子たちのためにも、苦渋の選択でもかつての兄弟子を頼って部屋を残す責任があったはずで、自分だけの判断で部屋を閉めたとすれば大人としての責任感は少しもありません。

 還暦が過ぎて何も無くなって、まもなく年金頼みの生活となった私には何もできませんが、私より若い理事長の下で、文句も言わずに従順な親方ばかりの協会は異様で、かつて長老のご意見番が存在した相撲界が懐かしくもあります。

                                      9月25日の一言