大鹿一八「本日の一言」

平成16年2月から令和1年7月末までの「本日の一言」です。ヤフーブログ閉鎖により、ライブドアへ過去の記録として引っ越しました。

介護・福祉有償移送サービス

四国遍路を我慢して仕事の一日へ

私のかかりつけ医 津島市東愛宕町

健康診断へ

かかりつけ薬局へ


本来の予定では火曜日の夜に四国へ出発する計画でしたが、ボランティアの福祉有償運送の申請書や納税を済ませたものの、来月開催される運営協議会の日程を逆算すると、本日は自分の健康診断を受けて、警察に提出する申請書を届け、明日名古屋市の運転免許試験場にある安全運転センターへメンバーの運転記録証明書の申請に訪れることにしました。

三年に一度開催される運営協議会ですが、三年前に次の協議会に役立つようにパソコン内に整理して記録したことが逆にアダになって、過去のように文書として紙に記録して残した方が年寄りには楽なことを実感する一日ともなりました。



逆に、それは仕事を後回しにしていると大変な来週を迎えていたことになり、出発を断念したことでゆっくりと明日以降の段取りが進められました。


本日はパソコンと格闘する一日となりましたが、有償運送の申請書類は特殊な仕事で、誰でもができない専門知識を必要としており、当たり前に続けてきたNPO法人を移送サービスを維持するためには責任を分担して維持する必要性も感じさせられます。


今回作成中の申請書類を司法書士に依頼すると20万円を提示されたことがあり、利益を求めない福祉有償運送を維持するためにも目に見えない苦労があることは、参加しているボランティアにも理解されているとは思えず、これまで当たり前に行ってきた活動にもストレスを感ずるようになりました。


明日も今日の続きとなりますが、週末は完全なる解放感を実感したいと思います。


NPO法人の確定申告と法人税納付へ

津島税務署

玄関

入口のロビー

NPO法人の確定申告に来ました

申告終了

一宮市へ

津島線を越えていきます


愛知県西尾張県税事務所 一宮市

建物正面

1階ロビー

法人税の申告と支払いです


津島市へ戻ってきました

津島市役所

法人税の納税猶予の申請です

本日の写真です。

福祉有償運送はボランティアですが、低額であっても移送の料金をいただいて活動しているため、税務署の確定申告が必要となり、料金はそのまま運転者に支払われ、NPO法人としての利益は1円もないため基本的に税金の支払いは発生しないものの税務署への申告は必要なため本日訪れて手続きを終えました。

その税務署の申告済みの控えを持って県税事務所に出向きますが、津島市にある愛知県の海部事務所でも申告は可能なものの、法人税に手馴れた職員が不在で手続きが面倒なため、一宮市の県税事務所まで直接出向きました。

NPO法人としての利益は無いどころか、必要となる経費を差し引くと赤字となりますが、法人として最低となる定額の法人税は支払い義務があり、愛知県の手続きと納税を終えてから津島市の税務課に出向いて、こちらへは法人税の納税猶予を申請しました。

毎年のことゆえに簡単にいきますが、法人の手続きとしては3月に愛知県社会福祉協議会へボランティア保険を契約し、確定申告後に愛知県へ活動報告書や収支報告書を提出すると書類の申請は終わります。

ただし、ボランティアとは言え有償で活動しているため、運輸局の許認可が必要で3年に一度開催される運営協議会へ提出する書類は50ページ以上となり、毎年報告する運行実績表は集計には数日かかります。

ボランティアの高齢化は深刻で、利益にならないのに責任のある移送ボランティアは不足し、何よりもタダ働きとなる一連の書類作成と各種の行政への申請や報告は、私が不在となれば大変なことになり、先のことを考えると大きなストレスとなってきますが、とにかく今年の半分は済ませたためホッとする一日とはなりました。

家内と二人がかりの車いす搬送へ

マック専用車と化した家内の福祉タクシー 午後4時21分


毎日の日課となっているマクドナルド通いですが、マックへ行くことを目的にしている訳ではなく、患者さんを病院まで搬送してから診察が終わるまでの時間が判らず、待機するのに好都合なマックで休憩し、一日の仕事と買い物が終わってホッとするのもマックになりました。


搬送する患者さんの自宅です

乗車中

午前9時30分 乗車しました

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午前9時41分 医療機関へ到着

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名古屋の高度な医療機関を利用される患者さんも多く、搬送する時間がかかるものの、診察が終了する時間が判らないため一旦は自宅に戻って待機しますが、本日の搬送は患者さんの自宅から近い医療機関までの搬送ですが、自宅の玄関が高いうえに、患者さんがほとんど歩けないため家内と両肩を支えて車イスまで降ろす二人がガリの搬送となりました。

半年前には罹患した膠原病によってほぼ寝てばかりの病人となり、痛みから握力ゼロだったとは思えない回復力によって、いまだ半人分ですが私が手を離したら患者さんが倒れてしまう現場では大汗をかいた移送となりました。完全復活ですね。
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そんなわけで近くのマックで待機
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治療が終わりました 午前11時33分

乗車します

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午前11時50分 送迎完了

本日の写真です。

「タクシーを頼みたいんですが…」
     「車いすを利用されている方ですか?」
「来週火曜日に雪が降るから病院まで行きたい」
     「雪が降ったら一般のタクシーを利用して下さい」
「電話したら雪は危ないと断られたので…」
     「うちだって雪なら危ないので…」
「役場に聞いたらお宅を紹介された」

本日送迎が終わって帰宅した直後にかかってきた電話です。我が家は自家用車でボランティアが移送する福祉有償運送と、青ナンバーの福祉タクシーは私が上高地や四国遍路へ観光目的で移送するジャンボタクシーに、添付した車いす移送のできる福祉タクシー(家内専用)を運営しています。

タクシーと一口に言っても、添付した記事のように歩けない患者さんを二人がかりでも搬送する福祉タクシーに、病院へ通院する患者さんとは言え、雪の移送が危険だと一般タクシーに断られた人からの依頼は腹立たしく情けない気持ちにさせられます。

一般タクシーに雪道は危険と断られた後で、市役所へ電話して相談する感覚も理解できませんが、そんな役場の紹介で連絡される私も情けないもので、現実には病院までの通院が困難なため、自宅に籠っている病人も多く、名古屋の病院で治療すれば救われる命が、町医者のレベル以下の医師が多い市民病院で失われていく現実をこれまで眺めてきました。

高額な福祉車両を維持するためには無償ボランティアではできませんが、もう少し頑張る必要があることを自覚する一日ともなりました。

患者が患者を運ぶ(笑)ボランティアへ

 午後5時37分


 本日は朝から家内が名古屋市の中村日赤へ、私も同じく名古屋市の名鉄病院まで患者さんをそれぞれが搬送しました。


そして津島市内には3人の患者さんが待っていました。


 それぞれの患者さんを送った後、診察終了後に迎えに走るわけですが、診察の終わる時間が重なったり、名古屋へ迎えに走っている最中には対応ができません。


私も膠原病の現役患者ですが(笑)、皮肉にも患者が患者を搬送する(笑)現実が当たり前の日常になってきました。


言い換えれば、私の体調が少しは改善していると言うことかもしれません。


 上高地から本日の発信

 午後1時17分 中村日赤前

 午後5時58分
本日の写真です。

さて、先週から今週末の高野山 参拝に同行するため外出を自粛していましたが、参加メンバーに複数のけが人がでたため中止する可能性が高まりました。

そんな場合は迷わず上高地へ目的地を変更することになりますが、そうなると何とか紅葉が残っていることと、北アルプスの山々に初雪が舞わないことを祈るばかりとなります。

アルコールチェッカーを購入して

 アルコール検知器です

 アマゾンから届きました

 検知器と充電コード

 検知器

 使用してみました
本日の写真です。

 アルコールチェック義務化とは?
 令和4年 4月より 改正道路交通法施行規則が施行され、白ナンバーにおいても安全運転管理者(乗用車なら5台以上、定員11名以上の車両なら1台以上保有している事業者が対象)による運転者の運転前後のアルコールチェックが「義務化」されます。これまで対象にならなかった業種においても運転者のアルコールチェックが必須となります。
  • 2022年4月1日施行
  • ・運転前後の運転者の状態を目視等で確認することにより、運転者の酒気帯びの有無を確認すること
  • ・酒気帯びの有無について記録し、記録を一年間保存すること
  • 2022年10月1日施行
  • ・運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行うこと
  • ・アルコール検知器を常時有効に保持すること
 昨年飲酒運転のトラックが登校中の小学生の列に突っ込む死傷事故があり、今年から道路交通法が厳しく改正されました。

そんなわけで、本年10月よりアルコール検知器による酒気帯びの有無を確認することが求められ、ボランティアで運営する福祉有償運送においても検知器が必要になりました。

とりあえず1台購入し、我が家で私と家内が先行して試験的に導入することにしました。

本日使用したところ機器の検知力は有効でしたが、もともと飲酒しない家内と医師からお酒を止められている私しかいないため、息子が帰ってきた飲酒時に検知してみたいと思います。

日の出とともに移送ボランティアへ

日の出と同時に移送ボランティアへ 本日愛知県の日の出 午前6時58分

渋滞中

中村日赤の往復です


 最近は目覚ましを8時05分に設定して起床しているため、本日は久しぶりとなる日の出とともに患者さんのお宅を訪れ、名古屋市の第一赤十字病院を目指したものの、道路は通勤のマイカーで大渋滞となっており、早朝の通院の辛さを実感して帰宅しました。


 我家は津島市と名古屋市を結ぶ県道沿いにありますが、昨晩は違反者を見つけたパトカーが突然我家の前から大音響でサイレンを鳴らして追尾したため、びっくりして目が覚めてしまい、その後なかなか寝付かれないままに朝を迎えてしまいました。


 昨年10月から朝は8時過ぎに起きてゆっくりと朝食を摂り、その後もコタツで横になってから動くようにしており、7時前に起床してそのまま外出することで、朝食は帰宅した午前9時過ぎとなり、何もしないまま待機して昼食になると一日中身体の怠い生活になってしまいました。


 さて、搬送する患者さんのうち3人が現在入院中になっており、病人にとって厳寒期のこの時期は大変な生活になりますが、なによりも年末年始の医療機関の休診が大きなストレスになっていると思われます。


 そして、搬送する側の私自身の体力も低下し、明日の移送を考えると大きなストレスになっていきます。

散歩中 午後4時40分

夕暮れ 愛知県の日の入り 午後5時04分


珈琲店入店 4時52分

珈琲店退店 5時30分

本日の写真です。

 ボランティアとは言え、自分のペースと違う行動は我が身に堪え、普段より2時間早い起床は夜も熟睡ができないため夕方まで不調のままで、こんな時ゆえに身体を奮い起こして寒風のなかウォーキングに出ましたが、夢遊病者のような帰宅となりました。

 そして、更に辛いお話は、私の帰宅直前まで私たちが搬送していた90歳をこえた男性の親族が訪れておられ。年末に亡くなられていたことと、肋骨が折れていたことなどを家内が聞かされており、移送の対象者が高齢者のため、最後は寂しい悲報になると我々にも精神的ストレスとなって身体が疲弊していきます。

                                 1月17日の一言

大雪の中を患者搬送して

雪の中村日赤 名古屋市中村区


我家の2階からの遠景

10センチ以上は積もっています

雪を積む愛車

事務所前 西向き

事務所前 東向き(名古屋方面)


 愛知県の私の地域も久しぶりの大雪が積もり、過去に記した私のヤフーブログ(現在はライブドアへ引っ越し)を確認すると、四年前に大雪に見舞われていましたが、雪とは無援の地域だけに本日予約が入っていた福祉有償運送の患者さんたちへ断り(私の運転だけでなく、患者さんも転倒の危険があるため)を入れ、お休みにして午前中は寝ていることにしました。

 しかし、…

名古屋市へ入ります 新大正橋

中村日赤前の交差点

日赤入口

完全なる雪景色


 それぞれのお宅へ断りの電話を入れた直後に、別の会員のご家族から電話があり、ご主人が「こんな大雪の日に私には突然依頼できない」と言われるため、奥様がタクシー会社に電話をかけ続けたものの、どこも電話がつながらないため連絡されたと判りました。

 高齢者の薬をもらう程度の通院もありますが、体調が悪化して病状が急変した患者さんにとっては、台風や大雪であっても搬入は遅らせることができず、こんな時に役に立たないとボランティアとは言えないと自宅を出発しました。
 
3日前の中村日赤の写真です。

3日前に桜を見ていた病院前の庭 まさかこんな大雪になるとは…



帰ります

中村公園前交差点 降り続きます

稲葉地町付近

七宝町安松付近

下田

やっと地元へ到着です

西尾張中央道神守交差点


 添付した過去のブログを読み直すと、四年前の大雪の時にはチェーンを巻いて名古屋市の中村日赤へ患者さんを搬入しており、私の住む津島市には信頼できる高度な医療機関がないため、こんな大雪でも名古屋市まで走ることになります。


 個人的には2週間前から体調不良に悩まされており、自分の身体を何とかして欲しい心境ですが、深刻な病気や高度な治療を必要とする患者さんの前では笑い話にもなりませんから、不調であることは封印して病院へ走っていくことになります。


 現実には私自身も10月から中村日赤のお世話になっており、健康回復は私自身の課題でもあります。


2018年01月25日

2017年01月15日

014年12月18日

2012年02月02日


 本日のような荒天や雨の日は必ずタクシーを依頼する電話がかかってきますが、福祉タクシーや福祉有償運送は予約が基本になっているため、会員以外の電話は受け付けしないようにしているものの、困った人たちの電話に応えておればかなりの収入増になりそうです。


家内のお土産

たい焼き

みたらし団子

本日の写真です。

 さて、本日はお気に入りの珈琲店に出かけようと思案していると、午後に歯科医院まで患者さんを送って行った家内が私のお気に入りの団子を買ってきてくれました。私にとっては食べることよりも、自分のお気に入りの空間で一服したいことを家内は未だに理解してくれません。

                               12月27日の一言

本日のボランティア

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名古屋中村日赤から我家までのタクシー料金
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本日の利用者(津島市)宅から中村日赤までの料金

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利用者宅までの走行距離

 本日は午前7時から名古屋市中村区の日赤まで通院される患者さんの移送に出かけましたが、病院の診察と治療が終る時間が判らないため、一度自宅に戻って待機し、連絡を受けてから再度日赤に走ります。

 中村日赤から我家まで9,8キロあり、実際にタクシーメーターをまわすと4,250円となりますが、福祉有償運送の料金は1,720円となります。

 本日は午前中に治療が終りましたが、日赤から患者さんの自宅まで11キロあり、ボランティアとなる福祉有償運送の料金は1,960円でしたが、タクシー料金では4,550円となりますから、概ねタクシー料金の半額以下が福祉有償運送の料金と
なっています。

 本日の患者さんが公共交通機関を利用した場合、名鉄バスの料金が片道520円ですみますが、自宅からバス停まで約1,5キロの距離を歩き、名古屋でもバス停から1,5キロ歩くか、地下鉄に乗り換える必要があり、この患者さんは半身不随で奥さんの同行も必要なため、高額となってもタクシーしか通院手段はありません。
 本日の患者さんは2人とも障害者手帳によってバス料金は半額になるものの利用できず、タクシーを利用すると1回の通院で往復9千円以上にはなりますから、何度も通院する場合は年金生活者にとって大きな負担となり、我々の福祉有償運送しか交通手段がありません。

「今から利用したいんだけど来てくれる」
    「どういう状態ですか」
「障がい者なら利用できるんでしょ」
    「そうですが、予め会員登録が必要なんです」
「じゃー、会員になるから来てくれる」
    「ですが、本日は他の予約があるので」
「済み次第来てちょうだい」
    「ですから、先約があるので本日はタクシーを利用してください」
「タクシーは高いから損するじゃない」

 どんな依頼にも応えたいものの、初対面となる電話で障がい者だから利用できるとか、タクシーは高いから損と言ってタクシー代わりに利用を依頼されると、ボランティアとは言え、タクシーと同じ労働になることと、重複した場合に料金の高いタクシーを利用してくださいと言えないため、他のボランティアの心情も考え心を鬼にして断るしかありません。

 現実には、会員さんの依頼を断ることは病気の悪化や命に関わることから、1人で一日に5人の予約をこなしたこともありますが、依頼の無い日もあり、仕事として報酬を求められないため、メンバーのボランティア意識に期待するしかありません。

 そのボランティアも10年を経過し、本年末で年金受給者となることと、何よりも家族やペットが病気になり、予約を優先して家族を後回しにしているのは苦痛で、ボランティアの限界を感ずるため、ボランティアの継続には仲間を増やすしかないと実感するとともに、NPO法人の拡充に一頑張りが求められています。

                                  10月31日の一言

3月議会が始まって 孫の添い寝です


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こんな平和なひと時が何時まで続くのでしょうか

 本日は3月議会が開会し、本日の夕方まで市役所にカンヅメ状態でしたが、議員にとって当り前の行動であるものの、私を必要とする人々にとっては他の所要が重要で、携帯電話には多くの着信履歴が残されていました。

 私が居ないことよりも、車イスが搭載できる家内の福祉タクシーは引っ張りダコで、本日も複数の依頼者を市外の病院まで運んでいますが、明日の午前中は私も協力しないと依頼に応えられません。

 元々がボランティアの福祉有償運送を元にしているためか、タクシーメーターを回して高額な料金になると心苦しく、車イスを搭載するとなると手間はかかりますが、高齢者や障がい者から高額な料金をもらうのは後ろ髪を引かれるため、家内には一定額に達したら貰いやすい金額で打ち切るように指示しました。

 タクシーが決められた料金を適当に割り引くことは違法ですが、タクシーの半額以下で運行している福祉有償運送を仲間のボランティアと一緒に運営しているためか、福祉の名を冠しながら、一般タクシーより高額なタクシー料金を請求する福祉タクシーの料金を聞くと、何とか低額で応対したくなっていきます。

 車イス生活で仕事もない人ばかりか、ガンの再発により余命を宣告され、一日一日が死への階段を下りていく人から、最後まで在宅で移送の面倒を見て欲しいと哀願され、3人の人を最後まで病院へ運び続けたものの、死の前日まで料金を貰っていることには心が痛みます。

 縁起かつぎですが、私は私だけの身勝手の判断ですが、病院に入院する福祉有償運送の会員さんの料金は貰わないことに決め、「退院されたときにいただきます」と言う事に決めております。
 批判はあるかも知れませんが、移送していく人々が命を失っていく現実は、仕事とは言えストレスを溜め込み、ボランティアである初心は忘れたくありません。

 さて、そんな身勝手な気持で行動することが、私の不在時の代役と言うよりも、移送の主役となる家内のストレスと苦痛をもたらし、本日も朝9時前から午後5時まで車で走り回る一日となりました。

 そして、この仕事やボランティアも、私たちが年齢を重ねていくため、組織的に若返えるとともに、若い後継者を見つけないと私が倒れたらそのままになってしまいます。
 そして、来月からは横井庄一記念館へNPO法人の認証が愛知県から下りることから、法務局や行政に走るとともに記念館の仕事が新たに加わります。

            本日の体重 73、2キロ 徒歩数 4074歩 間食あり
                                     2月26日の一言

福祉有償運送運営協議会が開催されて


 本日は津島市総合保健福祉センターで海部西部圏域の福祉有償運送運営協議会が開催されました。

 海部西部圏域は津島市と愛西市が対象となり、公共交通やタクシーなどが利用できない人々を対象にして、ボランティアが自家用車を利用して病院や買い物に同行していますが、岐阜県や三重県の県境となる木曽川沿いの地域には対応ができておらず、我々対象事業者の更新の審査だけでなく、交通(移動)空白地域を解消するために議論しあう協議会であるべきだが、行政に真剣な対応がなく、委員を委嘱された人々の発言が皆無で、タクシー協会と運輸局の代表者と私が議論するだけの現状がもどかしく思われます。

 昨年4月にあま市の圏域でも移送ボランティアを展開することになりましたが、現地のボランティアの安全(運行)管理が確立できないため、依頼の電話があると福祉タクシーで津島市から出向いている現状の打開も急務となっています。

 東京都の武蔵野市は、自治体が福祉有償運送の車両を購入し、市民のボランティアに提供して福祉福祉有償運送を展開していますが、行政に交通空白地域を解消する意欲が全くない津島市や愛西市の市民は不幸ですね。

健康長寿の秘訣 外出する人は健康長寿

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 添付した表は多摩市の資料ですが、外出をする人と、めったに外出しない人との健康長寿に対する格差は明らかで、病院に行く交通手段がなく、異変を感じても我慢して、買い物にも行けない人たちの健康寿命が短くなるのは当然のことかも知れません。

 私もまもなく年金を受給する年齢になりますが、老後の心配をしてお金のかかる外出を控えたり、何もしなければお金もかからないと自宅にこもると健康寿命が縮まる調査結果から、毎日外出する生活習慣を考えていきたいものです。

 「えっ、また行くの」の一言は、昨年の上高地に向かう私に対する家内の口癖ですが、外出すればお金も必要になり、無職になった年金受給者の肩身は狭くなりそうですが、かつて四国遍路に行く場合も一人で行くと「お金もかかるし」と言われていたことから、仕事を引退後に無職となってからの外出は家族の風当たりも厳しいのでしょうね。

 年金支給額の多少の差もありますが、車に乗れれば何所までも行くことができますし、豪華なホテルに泊まらなければ低額な宿泊施設も存在し、日帰り入浴のできる施設も各地に登場していることから、できる限り外出することを意識したいものです。

 もっとも、旅行でなくても、日々の生活の中で、外出できる生活様式や趣味を考えれば、外出先の情報をブログ発信するなど、お金をかけずにできることは多く存在します。

 さて、NPO法人の認可を受けて10年が経過し、50代前半だった私も60代になっており、総急に若いボランティアの参加を募り、10年後の私を行きたい場所に連れて行ってくれる組織に発展させるのも残された使命かもしれず、私の周りの人々だけでも行きたい時に行きたい場所に行ける環境を目指したいと思います。

                本日の体重 73、3キロ 徒歩数 3571歩 間食あり
                                          2月20日の一言

患者等搬送乗務員の講習に参加して


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 本日は名古屋市御器所消防署において、愛知県消防長会が主催する「平成29年度患者等搬送事業に係る講習」(適任者講習・定期講習)が行われ、県内各地より集った搬送事業者やタクシー乗務員が受講しました。

 定期講習は2年ごとに講習が行われ、この講習に参加しないと初心者と同じ3日間の研修が必要になり、明日と明後日にも講習が行われます。

 さて、個人的には5月に上高地で開催される松本市広域消防局の普通救命講習も受講するため、救命講習について忘れることはありませんが、現実に対象となる現場に遭遇した場合に講習で学んだとおりにできるかどうかは判りません。

 ましてや、AEDどころか、消防署にも連絡ができない北アルプスや、携帯電話を所持しない田舎道で遭遇した場合には心肺蘇生法や心臓マッサージを続けるしかありませんし、連絡に走れる第三者もいない単身の場合を考えると大変です。

 もっとも、福祉タクシーや福祉有償運送については、対象者の多くが患者である場合が多く、搬送中に患者の容態が急変した場合にどのように対応するかは、日頃の予行演習を徹底するしかありません。

 津島市の救急車が通報から現地に到着する時間は約6分であり、この間に何もしないまま救急車を待つのではなく、心肺蘇生法で心臓マッサージ等が行うことは有効で、たとえ呼吸が止まっていても、心臓が血液を送り続けていれば血液中に残る酸素によって後遺症を減らすことが可能です。

 呼吸と心臓が止まってしまった患者さんに遭遇することは稀とは思いますが、家庭で一人くらいは救命講習を受けて、万が一高齢者が餅や異物を詰まらせたときなど、最善の措置が施せれば幸いとなりますね。

                                 2月1日の一言

本当の弱者に届かないサービスに

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岐阜県高山市(旧丹生川村) 千光寺山門前の花

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乗鞍岳から見える北アルプスは雲のむこうに隠れていました

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美しい乗鞍岳の足元は荒々しい現実が…

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 本日は稲沢市で障がい者手帳2級の女性から、どうしても私たちの移送サービスを利用したいと訴え続けられていたため、訪問して話を聞くと、私たちの料金より低価格なのに「高額で利用できない」と訴えられました。

 私たちのNPO法人の福祉有償運送では、1,3キロまで350円、2キロまで470円、3キロまで600円で、その後は500メートルごとに80円の料金となっており、稲沢市の業者はボランティアではなく介護の専門施設でありながら、5キロ以内は200円、5キロ以後は1キロ毎に180円の料金となっており、我々ボランティアの半額以下でサービスを提供していました。

「我々の方が高いんですが」
    「いや、安いんです」
「料金表を見ると間違いなく当方より安いですよ」
    「別に多く取られるから…」

 見せてもらった料金表から5キロ以内200円の料金では、ボランティアの我々でも対応できない低料金ですが、ここの事業所は自宅から2キロでも市外に出ると遠方料金を設定して1000円追加され、ここに障害福祉サービスや介護給付費による同行援護や身体介護が加算されていました。

 国による介護保険や障害サービスを利用して、移送料金は低額に設定して、付随する料金によって一般タクシーを上回る高額な料金が請求されている現実を事業所から直接聞きとりましたが、福祉や介護の名前で低額なサービスに見せかけて、行政に高額な支払いを求めている福祉ヤクザのような実態を見せられたような一日となりました。

 もっとも、一般利用者に発信する料金表に、介護保険による別の請求があることを明記してあればまだしも、低額な移送料金だけを見て依頼した人々は、だまされたような気持にさせられます。

 「救急車で運ばれた医療機関から、帰りに依頼した福祉タクシーに五千円を超える料金を支払った」との話に、一般タクシーでも3千円もかからないため、私自身も高すぎると思えるとともに、福祉とは思えない現代社会と、利用者負担は1割の低額でも高額な保険料が行政から支払われている介護の実態も感ずる一日となりました。


 さて、思いつきの冒頭解散について説明されても納得はできず、森友学園や加計学園の疑惑にフタをして、北朝鮮をも選挙の目的に利用し、国民の負担する消費税の使途を変更するも、選挙に使用される巨額な財源も全て国民から吸い取った税金との認識もない安部政権は最悪で、お気に入り連中で創った経済政策も効果はなく、こんなやりたい放題に反対の意思表示もできない現実は国民の無力感しか考えられません。

 安倍首相には、突然の選挙にも生命の危機に瀕している人々の苦痛や、経営の危機に地獄の思いをしている商店主の苦悩は見えていないでしょうね。安部首相によって命を救われた人が1人でもあるのでしょうか。

              本日の体重  徒歩数 5617歩 間食なし
                                     9月25日の一言

新たな仕事が更に仕事を生んで

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私の愛車 キャラバン(タクシー)と、平成元年登録のライトエース

 津島市と愛西市で展開している高齢者や障がい者を対象とした、福祉有償運送のボランティア活動が、隣のあま市でも活動を求められており、新たに申請する書類を作成しつつ、法務局に出向いて証明書を求めると、登記簿に記された条項を訂正する必要があることが判りました。
 今回の申請も大変ですが、むしろこの後の法務局への申請の方が大変で、何かをすると新たな仕事が発生してきます。

 法務局から、市役所に出向いた同級生に同行し、帰宅後に訪問されたあま市の師議会議員と打ち合わせると、事務所の前は薄暗くなっており、最近は午前中から誰かが事務所を訪れていることから、休息のとれない一日となりました。

PPAPの歌詞、ピコ太郎さんと無関係の企業が商標出願

 本日訪れた知人と、PPAPの歌詞を全く無関係の人間が商標出願した話題となりましたが、商標登録は早い者勝ちとなっているものの、明らかに他人や企業が名付けたり看板とする名称を登録して、その商標権で利益を求めようとする行為は、法律の整備か、申請時に相応の費用を要するなどの改善が必要です。

 他人が名付けたり発表した商品名を、早い者勝ちで申請された他人に権利金を請求されるような悪例を許すこと自体が反社会的行為で、こんな輩がテレビでまともなビジネスとして語る姿を放映されていることにもストレスが溜まります。

 無名な私には縁のない話ですが、自分の名前や商品名を勝手に申請されること自体が不法と思われ、私が設立時から関わる「横井庄一記念館」も、商標申請したから勝手に使うなと言われたら問題です。

 こんな輩が平然と放任されている世の中を、明治天皇の崩御の後に妻とともに殉死された乃木希典大将に見られたら恥ずかしくなりますね。
 平成14年に他界された評論家の草柳大蔵さんは、生前に「礼儀覚え書」を書き記しておられますが、人間関係が希薄化する中で、礼儀やマナーだけでなく、他人に対する思いやりのない行為に寂しさが募ります。

             本日の体重 72、4キロ 徒歩数 3120歩 間食あり
                                      2月1日の一言

切羽詰って、久しぶりのウォーキングへ

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子供の頃から見慣れた夕暮れの山影

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ボランティアの合い間にオークワへ

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市民病院前のコンビニで一日が終り…

 午後に依頼されていた移送ボランティアへ、家内の車の方が乗りやすいため一緒に同行すると、直後に他の用件の依頼があり、自宅に帰っても中途半端になるため、ホームセンターに出向いて買い物することになりました。

 午後から350円の有償ボランティアのために、鳥のエサをはじめ数千円の散財となって帰宅となりましたが、入ってくるお金より、出て行くお金の多さに生活の見直しが必要と認識させられました。

 今週末にも寒波が襲来し、先週のように雪が降るとの天気予報に、家内が冬用のスタッドレスタイヤが欲しいと訴えますが、一年に1度か2度の積雪のため7万円程度の費用をかけることは無駄と思われ、雪の日は自宅でおとなしくしている方が得策と考えるものの、そんな時ほど依頼する人が多く、私が公務と重なると大変なことになります。

 さて、昨年末に体重を72キロ台から、何とか71キロ台に戻したいと指導を受ける管理栄養士さんに話していましたが、今年の正月明けから体重計は73キロ台を示したまま、一度も72キロ台に戻りません。

 年末に悪友に誘われて居酒屋に行き、体重計が73キロを示した時に驚き、何とか72キロ台に戻しましたが、大晦日と正月は家族と外食と食卓を囲んで、今年初めての体重が73キロで、戻そうという気持はありながら、運動不足が続いたため本日はウォーキングに出たものの、73、6キロと改善ができません。

 今月末に管理栄養士さんの指導日があり、何とか10日間の減量で72キロ台に戻して相談したいと思い、明日からは意識して食事量を減らしてみたいと思いますが、明日になると「明日からでも良いか…」の繰り返しなので、何とか絶食してでも達成したいと考えています。

 とりあえず、明日はヨーグルトと野菜だけを目標にして…

             本日の体重 73、6キロ 徒歩数 8793歩 間食あり
                                     1月18日の一言

雪が降れば儲かる仕事もあれば…

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車窓から見えるのは祖父江町の善光寺です

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本日は、知人の金儲けに無償のボランティアです

「タクシー頼みます」
   「どちら様ですか?」
「タクシーですね?」
   「そうですけど…」
「今から来て欲しいんだけど」
   「ウチは予約制ですので」
「…ガチャン…」

 早朝一番の電話は、タクシーを依頼する電話でしたが、家内が名前を尋ねても名乗られず、何所まで行く話かも判らないため、通院を予約されている会員さんもあることから、「予約制」と伝えると電話は切られてしまいました。

 本日は週末に降り続けた積雪が主要道は雪解けしているものの、住宅地の生活道は雪が残っているため、冬用の装備をした私の車で会員さんのお宅へ出かけ、帰りは家内のタクシー車輌でも走れることを確認して事務所に戻りました。

「○○の○○ですけど…」
   「お久しぶり、何でした?」
「病院まで主人を乗せて行って欲しいんだけど」
   「良いですよ。でも20分ほど待ってもらえます?」
「突然で申し訳ありません」

 どうやら道路に雪が残っているため、普段利用している一般のタクシーが予約できないことから、早朝から電話が続いたようですが、名前を聞いても名乗られない依頼もあり、断ってから「誰だったのか」と思案するのも嫌ですが、凍結した道路を走って行く危険性を考えると、名前も言わない知らない人のためには走っていけません。

「おい、今なにしてるの?」
   「家に帰る途中だけど」
「ちょっと手伝ってもらえないか?」
   「いいけど…」

 知人を下ろして帰宅途中の電話ですが、昨晩居酒屋で一緒だった自動車板金業者(同年生の不良仲間)からの依頼で、修理車輌を引き取るため、10キロほど離れた稲沢市祖父江町まで同行し、彼が乗って行った車を運転してくる依頼がありました。

 雪のため多くの車が事故を起こし、板金修理業者は手が廻らない繁盛ぶりですが、「夕方も頼めないか?」の一言に、「ノー」と言えない性格のため、「明日は市役所だからな」と念を押してから行くことになりました。

 雪が降ると自動車板金業者が儲かるかどうかは判りませんが、そのために人を抱えていないため、車の引き取りや、代車やレンタカーの手配など、修理そのもの以外に時間をとられると修理もできず、人の仕事量は決まっているため、この知人も儲かると判っていても断ることがあるようです。

 仕事は断らず、頑張って儲けて、俺におごってくれよな !!  

 さて、本日病院に同行した知人は、私が議員になる以前から、私が主宰していた朝日旅行友の会の会員でしたが、最近はご主人の足腰が悪いため、日常から移動に困っておられた様子で、夜には福祉有償移送の会員(NPO法人の)になりたいと連絡がありました。
 ただし、我々を必要とされる人の入会を断ることは無いものの、ボランティアの受け入れには限界があり、金儲けにならないことを前提にしているため、会員の増加は苦痛も増えることを実感する一日ともなりました。

             本日の体重 73、7キロ 徒歩数 3805歩 間食なし
                                      1月16日の一言

冬用スタッドレスタイヤへ交換

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キャラバンのタイヤ交換をしてもらいました

 大晦日に京都まで走りますが、昨日の報道では京都では初雪が舞い、雪景色の金閣寺がテレビに映されており、愛知県からノーマルタイヤでは行けそうにもなく、本日は正月休みとなった近所の知人がタイヤ交換のボランティアに来てくれました。

 大型ジャッキと、電動スパナの存在は大きく、過去最速となる30分程度でタイヤ交換は終ってしまいましたが、私が一人では大きなタイヤの移動だけでも大仕事で、人力でボルトを外していたら大変な時間を労したと思われます。

歌舞伎町から岐阜、タクシー無賃乗車容疑 所持金86円

 それにしても25歳の女性の仕業とは思えない事件で、東京都からJR岐阜駅までタクシー運賃13万590円と高速代5950円を支払わなかった無賃乗車として、住所不定の無職女性が詐欺の疑いで岐阜県警に現行犯逮捕されています。

 東京から5時間もかかって運転してきた57歳の男性運転手は、86円しか所持していなかった25歳の女性と、車中で何を語りながらハンドルを握っていたのか、途中のトイレ休憩はどうしたのかと、不謹慎ですが興味が尽きません。

 地元の大手タクシー会社の事例では、無賃乗車や乗り逃げで運賃がもらえない場合は、運転手が全額自己負担した例もあることから、長距離間のタクシー移動には大きなリスクがあり、この事件でも途中のトイレ休憩で逃げられてしまえば泣き寝入りになっていた可能性も否めません。

住み慣れた街で、最期まで 広がる「ホームホスピス」
記事の続き…
http://www.asahicom.jp/images/asahicom/hand.png清水八重子さん(80)は10月、福井県からやってきた。夫に先立たれ、一人暮らしだった。近くには機織り工場を営む息子家族が住んでいたが、「体を悪くして手がかかるようになったら、商売に迷惑かけるんじゃないか」と不安に思っていた。
 「最初は仲間に入れるか心配だったけど、ここではご飯も作ってくれるし、みんなで食べられる」。清水さんは笑顔で言う。
 認知症だったり、介護が必要だったりする人もおり、生活支援を担うスタッフが24時間常駐するが、「一緒に暮らしているだけで、家族みたいな関係ができあがる」と久野さんは話す。「民家って本当に力があるんです」
■漂う料理の香り、響く洗濯の音
 全国団体「全国ホームホスピス協会」によると、ホームホスピスは現在、秋田、東京、神戸など26地域で運営されている。その発祥となったのが、12年前に開所した宮崎市の「かあさんの家」だ。
 家を運営するNPO法人の理事長、市原美穂さん(69)は緩和ケア病棟の設立を呼びかける運動をしてきた。そんな市原さんらに「自宅を貸すので、施設にいる認知症の父親を見てほしい」と依頼が来たのを機に、かあさんの家を始めることになった。
 依頼された男性とのかかわりが、かあさんの家でのケアの原点となった。
 寝たきりだった男性は、かあさんの家に変わった自宅に戻ると、2週間後には自分の口で食べられるように。病院で「おむつにしなさい」と言われた排泄(はいせつ)も、スタッフがトイレまで付き添った。2カ月後には庭の手入れをこなし、歩いて墓参りに行くまでになった。
 日に日に笑顔が増えていった男性は20カ月後、息を引き取った。ともに暮らしていた高齢者や家族に見守られつつ、ひ孫が庭で遊ぶ声を耳にしながらの最期だった。
 料理の香りが漂い、洗濯機の音が響く。そんな自宅のような空間で家族のように過ごすことは、生きる意欲を取り戻すことにもつながっている。
 病院のベッドに拘束されて寝たきりになっていた女性は「みんなのいる部屋に行きたい」と、起き上がろうとする意欲が出てきた。体外から胃に栄養剤を入れる「胃ろう」のチューブを自ら抜き取り、ゼリーを口にすると涙を流した。周りが笑うと、泣き笑いに変わった。女性は亡くなるまでの6年近く、ここで暮らし続けた。
 かあさんの家は市内4軒に広がり、みとったのは70人ほど。市原さんは「最期まで自分らしく暮らすことを支えるのが介護で、悔いのないみとりはその延長線上にある」と話す。
みとり、切実な課題に
 ホームホスピスが広がる背景には、急速に進む高齢化がある。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2025年の75歳以上の一人暮らしは447万世帯。「多死社会」が迫るなか、どこで誰にみとられるかは切実な問題だ。
 ホームホスピスを後押しするため、宮崎市は12年度、事業者への家賃補助を始めた。市の担当者は「核家族化が進んで、自宅で最期を迎えるのが厳しくなってくる。地元で自宅のように過ごせる場所が必要だ」と説明する。
 ただ、ホームホスピスは既存の介護制度の枠を超えているため、法的な基準がない。かあさんの家の市原さんらは昨年8月に全国ホームホスピス協会を発足させ、実践に基づくケア基準を定めた。一定の条件を満たさなければ「ホームホスピス」を名乗れない認定制度をつくり、質の確保を目指している。(岡戸佑樹)
     ◇
 〈ホームホスピス〉 病院や施設に受け入れ拒否されたり、家族による介護が困難だったりする人たちが、同じ民家に少人数で暮らす。常駐スタッフのほか、主治医や家族らも出入りする。希望すれば、亡くなるその日まで過ごせる。共同利用に関する費用は「かあさんの家」の場合、月額12万5千~14万5千円。

みよしの家 http://www.miyoshinoie.com/

ホームホスピス全国に 「生きる人のケアにもつながる」

 さて、全国的に空き家が増えており、空き家対策は行政の大きな課題にもなっていますが、空き家を利用したホームホスピスの存在に、最後まで住み慣れた街で生活を希望する高齢者にとっても光明となる朗報です。

 死を宣告された高齢者でも、最後まで通院や買い物に同行し、移送サービスによる在宅支援をボランティア活動の目標としているため、空き家対策と併せて勉強してみたいと思います。

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 添付した人物は、昨晩に居酒屋へ誘ってくれた知人ですが、本業は自動車の板金塗装業を生業としており、最近では福祉車輌を看板にして仕事をしていることから、勉強だけでなくこれまでの知遇も武器にして、これからは彼らの協力も仰いでいきたいと思います。

車の修理なら 愛知県津島市
オートショップサクラギ https://www.shuurihiroba.com/bp/company.php?f=htzhz


             本日の体重 72、5キロ 徒歩数 4420歩 間食あり
                                      12月29日の一言

移送サービスのセミナーに参加して

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横浜桜木町駅前 午後5時

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セミナー会場 横浜市健康福祉総合センター

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最後のパネルディスカッション

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人の寄らないテーマですが…
                   200人近い市民が集りました

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 桜木町駅 

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本日の目的は「多様な生活支援サービスで推進するセミナー」に参加することで、外出が困難な高齢者や障がい者の移送サービスを主題として午後5時近くまで全国の先進事例の紹介と、質疑が交わされました。

NPO法人やボランティアの市民と、行政や福祉法人が協働して活動している神奈川県と、比較してみると愛知県の市民運動の遅れを実感させられるセミナーにもなりました。


            本日の体重 71、7キロ 徒歩数 10352歩 間食あり
                                     12月22日の一言

福祉有償運送

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おおしか福祉タクシー

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                おおしか福祉タクシー
                   愛知県津島市越津町字柳之内84番地
                        電話 0567-24-0018

患者等搬送乗務員定期講習に参加して


 本日は、午前中は津島市役所で開催された都市計画審議会に出席し、午後は名古屋市昭和区御器所通りにある昭和消防署で、愛知県消防長会の主催する、「患者等搬送乗務員定期講習」に参加して指導を受けてきました。

 「患者等搬送乗務員定期講習」については、急病人や闘病中の患者さんを、安全に輸送していくために、必要な応急手当に関する知識や技能の習得と、その知識と技能の適正維持を目的に開催されており、本日は県内全域から20名程度が参加して行われました。

 「患者等搬送乗務員的認証」は民間救急隊員とも呼ばれており、適任者講習は3日間にわたって、総論から観察要領及び応急処置、体位管理要領、消防機関との連携要領、車輌資器材の消毒、感染防止、搬送法等の研修が行われ、研修を終えた適任証所持者には2年ごとの定期講習が義務付けられています。

 もっとも、プロの救急隊員の足元には及ばず、AED(自動体外式除細動器)についても、練習は手馴れたものがあっても、あくまで訓練用のAEDを使用しているだけで、現実にはほとんどの参加者が本物で救命活動をした経験はありません。

 同時に交付された「普通救命講習修了証」については、日頃から何度も講習を受けていないと、万が一の事態に遭遇しても役にただず、私も何度も講習を受けているものの、地元の津島消防署で一度も受講したことがなく、名古屋市や遠くの豊川消防署で受けてきたことも皮肉なものです。

 さて、明日は東京都千代田区紀尾井町にある剛堂会館ビル(明治薬科大学)で開催される、「ライドシェア対策からタクシー大変革戦略へ」の研修会に出席し、日帰りで帰宅した翌日(日曜日)は、長野県松本市の勤労会館で開催される「上高地ネイチャーガイド養成講座」に参加する予定となっており、還暦を過ぎて物事の対応が鈍感となっている身体と頭が心配となってきます。

 「上高地ネイチャーガイド養成講座」については、2月から5月まで7日間が予定されており、その間に環境省の自然保護に関するボランティアの研修会にも参加をエントリーしており、今年は新たなボランティア活動への参加が続いていきます。

 一方で、私の今後のライフワークと考えている「四国遍路」についても、今年は春から2グループから同行依頼があり、家族とやり残してある四国遍路の結願も考えると、遠出の多い一年にもなってくることから、自分自身の体調管理にも今まで以上の注意が必要となりそうです。

               本日の体重 72、5キロ 徒歩数 4574歩
                                      2月5日の一言

スキーバス転落事故を無にしないために

寒風吹く中で畑で咲いていた一輪のバラ

 15日未明に長野県で発生した大型観光バスが道路下に転落したスキーバス転落事故では、乗員・乗客計41人のうち、男女14人の死亡が確認され、20人以上が重軽傷を負う歴史的なバス事故となりました。

スキーバスが転落、14人死亡 20人以上けが 軽井沢

 最近は観光バスが炎上する事故が多発しており、格安ツアーに対する車輌不足が問題となっていましたが、この事故によって運転手不足による安全面や、スキー客減少から格安ツアーの企画や過当競争が問題にもなっています。

 表面的には無理な企画やバス会社の運行管理が問題とされ、バス会社の健康管理や出発前の点呼確認不足が問題になっていますが、2人の運転手が搭乗していたことから、いくら万全に発車しても運転する運転手のミスが命取りとなる現実と、安全面は二重、三重の対策が必要に思います。

運行会社「運転手の健康チェックせず」 スキーバス転落

スキー夜行日帰り「過酷」 競争過熱、足りない運転手
記事の続き…
 原因とされた過労運転を防ぐため、1人で運転できる距離の上限を従来の1日670キロから原則として夜は400キロ、昼は500キロに縮小し、上限を超える場合は交代の運転手の配置を義務づけた。今回事故を起こしたバスも2人体制で運行していた。
 運転手への安全研修や飲酒チェックの設備にかかる安全コストを運賃に上乗せする新料金制度も導入。ツアーを主催する旅行会社が不当な価格でバス会社に運行を委託し、安全を軽視した運行が行われないようにするためだ。
 貸切バス事業の新規参入時には必要な資金を引き上げ、営業所や車庫への現地調査も定めた。イーエスピーは14年4月に許可を受け、国交省の担当者は「厳格化された条件をクリアした」と説明する。
 それでも事故は繰り返された。ある運転手は「格安スキーツアーは過酷」という。昨冬、志賀高原のバスセンターで別の運転手が「日帰りで折り返し。3時間しか寝ていない」と嘆くのを聞いた。東京を深夜に出て翌朝にスキー場に着き、夕方に東京に戻る「夜行日帰り」の日程を「やひ」と呼ぶという。「格安ツアーは運転手に『やひ』を強いやすい。いつか事故を起こすと心配していた」
 バスや鉄道の安全対策に詳しい関西大の安部誠治教授(公益事業論)は「国交省の規制強化の方向性は正しいが、2人で乗務しても交代要員が寝ている間にドライバーが居眠り運転することもありうる。特に零細バス業者で順法意識が薄く、健康管理や労務管理が不十分なケースもある。規制の実効性を高める必要がある」と指摘する。

 さて、観光地へ夜間に走って、夜間に走って帰ってくる「夜行日帰り旅行」は、私も好んで企画する得意としている旅程で、前日の深夜に出発し、目的地で一日を観光して、午後から深夜に帰ってくる方法で、上高地や四国遍路にも出向いてきました。

 もっとも、私の場合は仕事と言うよりも、自分も楽しむため夜間走行を利用していますが、疲れたり眠たい場合は自由に休憩ができ、助手として家内も同行しており、指示された役務的な運行ではありませんが、青ナンバーの営業車のため安全確保は急務となります。

 添付した新聞記事でも、関西大学の安部教授が、「人で乗務しても交代要員が寝ている間にドライバーが居眠り運転することもありうる」と指摘されていますが、2人の運転手が搭乗しても助手席で仮眠していては安全確保にはなりません。

 昭和49年の年末に、名古屋観光バスのアルバイトで、車掌として九州まで走る帰省バスに乗務したことがありますが、運転手2人と3人の乗務で、大阪からは国道2号を徹夜で走り、「寝ても良いよ」と言われたものの、交代する運転手は運転席の後部座席2席で仮眠すると運転手1人になるため、朝まで運転席の横で起きていたことがありました。

 観光バスについては、過去は鉄道系の大手バス会社が主流となっていましたが、最近ではツクシのように誕生した小さな観光バス会社が各地に存在しており、規制緩和で3台以上の車輌があれば簡単に会社が設立できることも背景にあると思われます。

 現実に、福祉タクシーとは言え、一度もタクシー乗務や仕事をしたことのない私が国土交通省の認可を得て事業主になっており、大型2種免許も持っていることから、15人乗りのキャラバン3台を所有して大型バス事業として旅客運送の認可を受けようとした経緯もあったことからも、安全面の再検討は急務と思われます。

 明日は午前6時から9人のお客さんを乗せて、知多半島の巡礼に同行する予定のため、同じような不祥事とならないよう気をつけて走りたいと思います。

           本日の体重 72、2キロ 徒歩数 3041歩 間食なし
                                    1月16日の一言

ボランティアの宣伝チラシを作成中です

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製作中の福祉有償運送のチラシ

 年末から依頼してあったボランティアの広告の見本ができ、依頼してあった知人が届けてくれましたが、知人は近々肺ガンの手術を受けることになっており、高額となる手術代金について、高額療養費の自己負担分だけの支払いで済むように本日市役所で手続きをしてきました。

 知人は手術代の高額療養費還付分を一時立て替えする覚悟をしていましたが、独り暮らしのため手術後に体調不良に陥った際の還付手続きを心配しており、事前に届け出て自己負担分だけの支払いで済む制度があることを知り、仕事始めの本日市役所に走りました。

 「知らないと損をする」ことや、損はしないものの不都合や余分な心配をすることは多く、行政と無縁な生活を送っている人や、市役所に相談しづらい人々は、制度を知らないままにサービスの提供を受けないままとなってしまいます。

 添付した写真ですが、私たちはボランティアで高齢者や障がい者を病院や買い物に同行していますが、我々は福祉有償運送としてタクシー代金の半額以下の料金でサービスを提供しており、「福祉」という言葉にボランティアと勘違いして、高額な福祉タクシーを利用している人々も存在します。

 ボランティアは宣伝して利用者が増えてもサービスの限度があり、利益にしていないため宣伝していませんが、タクシー料金と同じ「福祉タクシー」の中には「ボランティア」として宣伝している事業所も存在し、我々も一緒と思っている人が多く存在しているため、あえて広告を出してサービス提供することになりました。

三が日、ひとりで過ごすお年寄り 外出せず、テレビだけ
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■仕事辞め、友人と疎遠に
 名古屋市瑞穂区の6畳一間のアパート。男性(67)は「テレビばっかり見とったよ」と三が日を振り返った。妻とは約15年前に離婚。数年前に建設関係の仕事を辞めると、友だちも減った。大みそかに、やはり一人暮らしの知人と「正月なんてどこにも行かないよな」と言いあった通り、出かけることはなかった。
 公的年金はほとんどなく、生活保護が頼りだ。月に数回、ボランティアで神社などを掃除しに出かけるのが楽しみ。「そうすれば、何人かおしゃべりできますやん。ふだんはテレビだけだから」
■離婚後、娘と40年会わず
 同市天白区の男性(78)が暮らすアパートには、娘2人の写真が飾ってある。離婚してもう40年ほど会っていない。昨年、元妻に電話し、送ってもらった。「今さら会うのは無理。波風は立てたくない」
 70歳過ぎまで全国各地の建設現場で働いた。何も仕事がないのが性にあわず、アパート入り口にあるごみ置き場を掃除するのを日課にしている。「汚す人がおるんだよね」。年末年始も毎日掃除したという。今年はおせち料理を味わいたくて、宅配で取り寄せてみた。口にあわなかった。
 数カ月前に同じアパートに越してきた一人暮らしの高齢女性のことを気にかけている。「脳梗塞のうこうそく)で倒れ、退院してここへ来たらしいんだよね」。三が日で唯一、会話したのは、この女性との立ち話だった。
■単身のお年寄り、3割が正月も1人
 東京都や山形県など全国各地で高齢者の生活を調べている河合克義・明治学院大教授によると、一人暮らしの高齢者のうち、都市部で3~4割、地方でも3割近い人が、正月三が日を1人で過ごしていた。
 「仕事が不安定で家族を持てず、老後の年金が少なく交際費がかけられず、孤立するケースが典型的」と河合教授。生活が苦しい人が多く、タワーマンションが並ぶ東京都港区でも、単身高齢者の半数は年収200万円未満だったという。
 中間所得層でも孤立している人は少なくない。「子どもがいても関係が途絶えた人もいる。子ども世代も、経済的にも時間的にもゆとりがない。正月の孤立は、親族ネットワークが切れてしまったことの現れです」と分析する。
 高齢者の孤立の結果、孤独死が増えたとされる。河合教授によると、「KODOKUSHI(コドクシ)」という言葉は日本に特有のものとして、海外でも知られているという。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2010年に498万世帯だった65歳以上の一人暮らしは、35年には762万世帯と1・5倍に。生涯未婚率は、35年には男性で29%、女性で19%に達する。
 「若い世代には非正規労働で結婚できない人も多い。今後も孤立が広がるだろう」と河合教授。「社会保障や福祉の制度、長い労働時間や低賃金、住宅など様々な問題が絡むが、できるところから手をつける必要がある」と指摘する。

 添付した新聞報道そのものですが、おめでたいはずの正月三が日についても、自分の意思で外出せずテレビを見ている人とは違い、外出する余裕や目的も無いままに生活する生活困窮者の話は寂しい現実があります。

 我々の福祉有償運送はボランティアですが、利益とはならないものの必要な対価は料金として受け取るため、運輸局の認可を受けて活動していますが、本当に困っている人に対してボランティアで無償のサービスを提供することは可能です。

 ただし、10年前は高齢者と思っていなかった我々も還暦を過ぎており、横着で公的年金の保険料を支払わず無年金になっている人や、生活保護など既に公的扶助を受けている人を対象にしてボランティアをしているわけではありません。

 しかし、現実には深夜に救急車代わりに利用したいという人や、祭日や日曜日の家族の買い物に利用したい人も多く、「会員になれば利用できるでしょう」と、当たり前の公的サービスと勘違いした依頼からボランティア精神は疲弊していきます。

 サービスを提供してきた我々も、数年後にはサービスの提供を受ける側となる可能性もあり、ボランティアのサービス拡大も急務で、我々より若いボランティアの養成も必要に迫られており、今年は具体的な実績を残したいと考えています。

            本日の体重 72、3キロ 徒歩数 4343歩 間食なし
                                      1月4日の一言
追伸…オマケ
ロボタクシーにロボトラクター… 開発進む自動運転技術
記事の続き…
 大手メーカー各社もこぞって自動運転の技術開発を競っているが、公道で実際に客を乗せての実験は今回が初めてのため、ZMPは実用化に必要なデータ集めで一歩先んじることになる。
 問題は価格だ。カメラがとらえる画像のうち、運転に必要なデータだけを取捨選択できれば、より簡易なコンピューターで済む。谷口社長は、センサー類の価格低下も見込んで「20年までには1台1千万円以内で売り出せる」とみる。
 もちろん法整備も必要だ。今は道路交通法で、運転手なしでの走行は認められていない。実験を通じて客の安全を確保する技術を確立できるのか。政府が技術革新に合わせた規制の見直しに踏み切れるのか。実現への課題は少なくない。
■建設や農業の現場でも導入
 自動運転などの技術は、これまで機械化が遅れていた建設や農業の現場でも生かされようとしている。
 群馬県明和町の利根川の堤防工事現場では、自動走行の建機やドローン(無人飛行機)が活躍中だ。ドローンが上空から何枚も写真を撮ることで、3人で3~4日かかっていた測量作業が半日ほどで終わり、精度も高いという。現場を任されている新潟県長岡市の土木会社の社長(40)は、「導入コストはかかるが、人件費は2割抑えられる」と話す。
 建設作業は、重いものを運んだり泥にまみれたりと、きつく危険なイメージが強いだけに、労働人口が減ると、まず人手不足に見舞われやすい。コマツの大橋徹二社長は「半自動や自動でカバーできるようにしなければ」と話す。
 農機具メーカーの井関農機は、GPS(全地球測位システム)などを使って無人走行する「ロボットトラクタ」を開発した。土を耕す作業が簡単にできる。種植えなら別のトラクターを走らせる必要があるが、従来2人がかりの作業が1人でできるようになるという。井関の町田正人・先端技術推進部長は「農家も人を雇うか機械を買うかで悩んでいる。性能を高め、迷わず選んでもらえるようにしたい」と意気込む。
■公道での自動運転、課題多く
 公道での自動運転はいつ実現するのか。政府の目標は高速道路で2020年代はじめ、一般道では30年前後とかなり先だ。車の技術開発だけでなく、対応した道路インフラづくりや交通法規の見直しなどたくさんのハードルがあるからだ。
 一方で公共交通網は急速に衰退している。国土交通省によるとこの9年間で約1万5千キロのバス路線(高速バスをのぞく)が主に赤字を理由に廃止された。認知症などで運転が困難になる人も増えるとみられ、「交通難民」対策は待ったなしだ。政府はドローンを使った宅配を特区で認めると発表したが、自動運転の実用化に向けた取り組みも加速する必要がある。
 人手不足対策としての期待も高い。運転手確保に苦労するタクシー会社のある社長は、ロボットタクシーについて「本当に1千万円なら2年でもとが取れるかも」とそろばんをはじく。日本建設業連合会は「今後10年で35万人分の仕事を機械化したい」としている。


福祉タクシーの写真を撮り

おおしか福祉タクシー 10人乗キャラバンと6人乗リフト付きセレナ


 今年の初めにガンが再発し、医師から治らないことを伝えられたOさんに、「大鹿さん、最後まで面倒見てもらえるかな」と問われ、「私の体力で何とかします」と応え、在宅から病院や買い物に同行していました。

 4月の選挙中に高熱が続き、入院してしまうと投票に行けないと連絡があり、ベッドから2時間もかけて起き上がり、意識もうろうとする中で不在者投票に行かれ、選挙後に投票に行ったことも判らなかったとの話を聞き、自宅を訪れた際には涙が止まりませんでした。

 そのОさんが7月に亡くなられ、亡くなられる前日に車高の高い座席に座ることも困難だったことから、直後に車イスのまま乗車できるリフト車両を注文し、国の政策金融公庫から借金して8月に車を入手しました。

 しかし、4ヵ月が経過したものの、車イスの利用者を乗せたことは一度も無く、知人から「宣伝もしないで注文は来ないだろう」と言われ、このままでは車がコレクションや家内の買い物用に終ってしまうため、宣伝チラシを作成することになり写真を撮りました。

 もっとも、福祉タクシーとは言っても、私はボランティアでNPO法人を立ち上げ、低価格で移送する福祉有償運送も運営していることから、仕事は増えても利益とはならないため、家内の仕事量を増やすだけになってしまう可能性もあり、私は趣味の四国遍路や高野山への巡礼や、上高地や京都への観光旅行専門になってしまう可能性もあり、不協和音もでてくるかもしれません。

 本日は午前中に仕事が終り、「これから家内とボーリングに行ってくる」と親しい市役所職員に伝えて帰宅しましたが、名古屋市のボーリング場を訪れたものの、全館子ども会に貸しきって利用されていたため無念の逆戻りとなりました。今日から冬休みになっていたんですね。
             
            本日の体重 71、5キロ 徒歩数 10174歩 間食なし
                                     12月22日の一言

タクシーメーター取り付けについて

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 キャラバンに搭載されている二葉計器のタクシーメーターです。少し走ってから停車したままにしておいてもメーターを停めないと、添付したように高額な料金になってしまいます。二葉計器のメーターを取り付けられる代理店は愛知県に1軒しかなく、新たな車両に搭載して愛知県のメーター検査が必要になります。

 タクシー運賃には距離制運賃と時間制運賃があり、夜10時から翌朝の5時までは深夜・早朝割増が加算される一方で、運賃の割引として障がい者割引と、距離制運賃で9千円を超える金額については1割の割引となります。

 同じような普通車の車両ながら、「特定大型車」、「大型車」、「中型車」、「小型車」の四種類に車種区分され、料金設定もそれぞれが違いますから、タクシーを拾う場合は一番低額に設定されている「小型車」を見つけないと料金に大きな差が出てきます。

 我家のキャラバン(ジャンボタクシー)は「大型車」ですが、本来は乗車定員が10名の車は「特定大型車」に分類されるものの、身体障がい者移送車(患者輸送車・車イス移動車)のため「大型車」となっており、本来の「大型車」は排気量2リットル以上で乗車定員6名以下の車両が対象となっています。

 今回新たに導入したセレナは「中型車」に分類され、「中型車」は排気量2リットル以下で乗車定員6名以下のものが対象となり、「小型車」は自動車の長さが4、6メートル未満の車両が対象になっています。

 どちらにしてもメーターを回せば高額な料金になってしまいますが、5人で近距離をタクシー利用した場合はバス料金よりも低額になり、バスから降りて歩く必要もなくタクシーはそのまま目的地に到着してしまいます。
 観光地の上高地でも紅葉のシーズンにバスターミナルでバスに乗るため長蛇の列ができますが、タクシーが定額設定されているため仲間があればタクシーの方が低額になってしまいます。知っておれば料金だけでなく時間短縮にもなり、汗をかくこともありません。

 本日は議会運営委員会が開催され、これからは9月議会が9月末まで続いていきます。本日は午後から名古屋市まで添付したタクシーメーターを取り付けに走る予定でしたが、市民の方より建物の「トイ」の不具合から板金業者を紹介して欲しいとの電話があり、内容から業者を依頼するほどでもないと思われたため、知人の屋根瓦の職人と訪れると直ってしまいました。
 知人に言わせると、板金業者を依頼すると料金がかかるとの話でしたが、偶然にも雨の降る日は屋根瓦の仕事はできないため、雨で自宅にいた知人のおかげで私が同行し無料のボランティアにしてしまいました。市民の方からは大変感謝されましたが、最近ではこんなことでも料金が必要な時代になっているんですね。

                本日の体重 70、7キロ 徒歩数 2853歩
                                    8月25日の一言

新たな福祉車両を導入して

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日産セレナ 福祉車両 6人乗り

 本日より車イスのまま乗せられる福祉車両の登録手続きが終了し、購入した岐阜県安八町(大垣市の隣町)まで引き取りに行き、羽島市にあるイオンに立ち寄り、私の愛車キャラバンと並べて記念撮影です。

 半年前には高齢者を高級車のクラウンで送迎しようかと話していた時期もありましたが、医師からガンが治らないと宣告され、入院せず在宅で最後を迎えると決めた、市内のOさんの在宅支援を決め、一緒に病院へ同行するうちに、低床で乗りやすく、万が一には車イスのまま走れるリフト付き車両の購入は必須と決断しました。

 ただし、そのOさんは先月に亡くなられ、利用されることはありませんでした。

 実は、車イスのまま乗れる車両を所有する知人から、必要時には車を借りる約束はしてありましたが、必要な時に借りに行くのは不便なため、これからは歩行困難な人や患者さんのためにどんどん走りたいと思っています。

 さて、車を購入したフジカーズジャパンは、全国展開して大量の福祉車両を所有する会社ですが、実際にはキャラバンを購入した会社で購入する予定で、当初は冷やかしで店舗を訪れ、福祉車両の情報収集のつもりでしかなかったものの、担当者の正直な対応から購入に至りました。

フジカーズジャパン 岐阜店

 この会社は我家から1時間程度とちょっと遠いですが、福祉車両だけでなく、多くのキャンピングカーも展示販売されており、一般家庭の台所よりも近代的で豪華な車両を見物し、レンタカーを借りてアウトドア関係のプランに想いをはせるには最高な場所でもあります。

ナンバーは共通の18番です

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上に添付したナンバー18はキャラバン

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「う・・18」はセレナの福祉車両

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 手前のキャラバンは10人乗りのため、グループでの旅行や観光目的に利用し、セレナは車イスに乗ったままリフトで座席に昇降できるため、障がい者や車イスを利用する方々のお役に立ちたいと考えています。

 もっとも、本日から利用できるようになりましたが、セレナにはタクシーメーターが付いておらず、これからメーターを取り付け、カーナビやETC車載器と、車イスも新調してから本格的に運行したいと考えています。

 一方で、今回の車の購入費は200万円かかっており、キャラバンを購入したタクシー起業時には350万円投資していることから、ボランティアの福祉有償運送だけでは投資した資金の回収もできませんが、これも社会貢献と諦めず、タクシー事業主としてしばらく頑張ってみたいと思う一日ともなりました。
 「病院の治療費よりタクシー代の方が高い」と悲鳴をあげておられた方々に、少しは貢献できる条件が整いました。

                本日の体重 70。9キロ 徒歩数 4068歩
                                    8月24日の一言

愛西市より心強いボランティアの登場に

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津島市のマックスバリューへ 平成1年生まれの愛車が足です

 津島市と愛西市を対象に認可を受けている福祉有償運送について、これまでボランティアは津島から出動していましたが、このたび愛西市から志願された方があり、国土交通省の認定講習を修了され、本日は打ち合わせにお宅までお邪魔してきました。
 
 ご本人の承諾を得ていないので本日は公開いたしませんが、旧立田村の木曽川沿いにある大きなお寺のご住職で、地域の民生委員も引き受けておられるボランティア精神あふれる人物で、買い物の足のない立田村や旧八開村地区を中心に、愛西市のボランティアとして活躍していただけることになりました。

 過去にも愛西市よりボランティアをやりたいとの話はありましたが、無料ではなく福祉有償とは言うものの、アルバイトのような収入にはならず、会員さんを朝に病院へ送るのは短時間ですみますが、診察が終わる時間は未定で、午後になるケースも多く、診察後に走っていくため待機していると半日仕事で千円程度しかならない場合もあり、よほどボランティア精神がないと続きません。

 特に愛西市の木曽川沿いは、公共交通のない農村部となり、医療機関やスーパーもほとんどありませんから、利用したい人は多そうですが、津島市と人口は同規模ながら面積が3倍以上ある愛西市をカバーするのは大変です。

 もっとも、これまで愛西市の会員さんの依頼に、津島市から20分から30分かけて会員さんのお宅まで走り、目的地の病院まで15分程度かけて送り、診察終了後の電話でお迎えに30分かけて走り、自宅まで送迎した後に30分かけて帰宅しており、地元でボランティアに参加していただける人の存在は大変に有難い存在となります。
 
寄せ書きの日章旗、70年目の帰郷 ルソン島から
 
記事の続き…
 縦71センチ、横81・5センチ。「祝入營(にゅうえい)髙塚袈裟盛君」と記され、「報徳青年學校(がっこう)長桐山」「出せ一億の底力」などの寄せ書きがある。飯野さんは厚生労働省に依頼し、昨年夏、所有者が北海道美幌町出身の高塚袈裟盛(けさもり)さんだったとみられることがわかった。
 北海道留萌市に住む弟の満夫さん(76)は、厚労省から北海道を通じて日章旗の写しを受け取ったとき、すぐに兄だと分かったという。「袈裟盛」の名はめずらしいうえ、隣に姉の夫の名前も書いてあった。「報徳」は地元の地名だ。
 満夫さんは「アメリカに渡り、今になって戻ってくるとは。旗を触ると感慨深かった。兄がやっと北海道に帰ってきたような思いになった」と目を細める。
 満夫さんらによると、袈裟盛さんは1922年に農家の次男として誕生。母、袈裟衛(けさえ)さんの名前から名付けられたという。満夫さんは袈裟盛さんと16歳差。それでも、収穫したジャガイモを積んだ馬車に2人で乗り、でんぷん工場に運んだことを覚えている。
 袈裟盛さんは小柄だったが、畑仕事を手伝いながら体力作りに励み、陸軍に入隊。ある時、ルソン島に向かうことを書いた手紙と一緒に、軍服姿の写真などの所持品がまとめて送られてきた。しかし、日章旗はなかった。満夫さんは「兄は死を覚悟して所持品を送り返したのだろう。日章旗だけは肌身離さなかったのではないか」と語る。
 戦後、家族に届いた骨箱には、遺骨の代わりに白い紙きれが入っていた。
 厚労省から北海道を通じて届いた書類によると、袈裟盛さんは上等兵で、ルソン島の山間部で45年4月19日に戦死。23歳だった。
 クレンショーさんは「日章旗が家族に戻ってうれしい」と飯野さんにメールを送った。飯野ユキ子さんは「遺族が見つかってよかった。この日章旗が平和を考えるきっかけになればうれしい」と話している。
■戦争遺留品、厚労省が年200件仲介
 戦争遺留品について、厚生労働省は年間200件前後の問い合わせを受けており、多くが日章旗についてだ。過去5年では2012年度が最多の231件で、うち152件で特定した。
 同省は1994年から旧軍人や旧軍属の本籍や軍歴などのデータベース化に取り組んでおり、現在、のべ約5千万人分がデータベース化されているという。
 依頼者から遺留品の写真などの提供を受けると、遺留品に書かれた名前を検索。該当者がいれば本籍地がある都道府県に照会する。都道府県は、戦没者遺族へ支払われる特別弔慰金の受取者名簿などから探し、遺留品を受け取るかどうかを確認する。
 受け取りが決まれば依頼者へ通知され、日章旗などの現物が遺族のもとへ届けられる。高塚袈裟盛さんのケースも特別弔慰金の受領者が満夫さんになっていたことから判明したという。

 本日の新聞には、太平洋戦争でアメリカに持ち帰られた旧日本兵の日章旗が、70年ぶりに北海道留萌市に住む弟のもとに戻ってきたと報道されています。弟さんは76歳になっており、70年前は6歳だったことと、旧日本兵は23歳で戦死していたことを考えると複雑なものがあります。

 我家には、グアム島で二十八年ぶりに発見された横井庄一さんが満州から送ってきた手紙2通と、戦死した伯父が満州や沖縄から送ってきた手紙が20通ほど残されていますが、戦死した伯父は見たこともない甥の私に手紙を読まれるとは思ってはおらず、無事に生きて帰る前提で手紙を曾祖母に送っており、改めて戦争によって狂わされた人生と、主役不在となった家庭の顛末を回顧させられる記事ともなりました。

                本日の体重 70、7キロ 徒歩数 2843歩
                                  2月12日の一言

ボランティアのながーい一日となり

イメージ 1 本日は福祉有償運送のボランティアで、春日井市にある徳洲会名古屋病院から退院される方の送迎に、ご家族の自宅から春日井市まで走りました。
 
 この病院は昭和61年に中部地方初の徳洲会病院として開設され、本年4月に新築移転したばかりで、350床の総合病院として、徳洲会の理念である、『生命を安心して預けられる病院』『健康と生活を守る病院』の理念のもとに、年中無休・24時間対応の救急医療を展開しています。
 
 退院される方に同行するわずかな時間でしたが、救急や手術数が多いため、病棟には家族の控え室が多く作られており、病棟間をつなぐ通路には自動ドアの扉がきめ細かく設置されており、感染防止に対する対策もしっかりととられ、コンビニもあることから利用者には便利になっていました。
 
名古屋徳洲会総合病院
 
 年間10億円もの税金を繰り入れた上でも赤字が続く津島市民病院を維持しているのに比べ、民間の病院が24時間対応で治療にあたり、レベルの高い救急体制を展開しているのをうらやましく感じました。
 
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 添付した写真は津島市内の老人ホームで、入所中の叔父のカメラが不調になっているとの連絡があったため、午後4時からウォーキングをかねて出向きました。
 
 カメラが不調なのではなく、高機能を搭載したメニューが判らず、判らないままにボタンを押し続けた結果、過去に撮りだめた写真が総て消えてしまい、モニターは見たこともない画面に変わっており、購入時に設定された初期画面に戻すのは大変な作業となりました。
 
 「これを持って帰って勉強してくれ」と、カメラと取り扱い説明書を手渡されましたが、カメラまで持ち帰るとすぐに届ける手間がかかるため、取り扱い説明書だけを持っていきつけの珈琲屋さんに出向いたものの…
 
 叔父の性格を考えるとまた電話をもらうことになるため、珈琲屋さんでも取り扱い説明書を見ていると、このまま操作しないと忘れてしまうため、再度施設を訪れることにしてシュークリームを購入して再び部屋を訪れることにしましたが…
 
 夕食が済んだ施設内はホールに人の姿はなく、叔父も電気を消してベッドで横たわっており、改めて仕切りなおしでタッチパネルで設定が変わらないようにし、撮影の手順と撮影した写真の管理を繰り返して練習してホームを後にしました。
 
 さて、難しい設定をしてきた反面で、この頃から私の携帯電話の画面がピンボケ状態となり、間違えて「ベールビュー」でのぞき見防止機能にしてしまい、帰宅後に取り扱い説明書を見ても改善できず、結局は適当に触っていたら自然に直ったため、これからも直し方は判らずじまいとなり…
 
 夕食は午後9時となり、しかも「とろろご飯」のため食べ過ぎ、体重が減らぬままの体重測定となりました。
 
              本日の体重 73、5キロ 徒歩数 8897歩 
                                           11月23日の一言

ボランティア(福祉有償)運送について

 昨日開催された「海部西部圏域福祉有償運送運営協議会」について、協議会の傍聴者も存在したため、ここに記録するとともに、他地区の参考になればと思い簡単に書き残しておきます。
 
 海部西部圏域福祉有償運送運営協議会は、私の主導するNPO法人が活動する白ナンバーの車を使用して料金をいただくボランティア輸送について、その必要性と課題について検討するとともに、利用者の安全と安心のため、適切な実施を確保するために必要に応じて開催されており、今回は来月で旅客運送者として運輸局の登録期限を迎えるため事業継続のための協議会となりました。
 
 委員会とは言っても、委員のメンバー13人のうち、国土交通省の専門官やタクシー協会の会長さんと福祉関連委員長、タクシーの労働組合代表を除いて、学識経験者以外は旅客運送の法的知識がなく、当事者側の私とのキャッチボールとなり、他の委員さんは津島市と愛西市の各種団体の会長さんや、老人クラブの会長さんらが占めておられることから、我々の活動内容についても正確に理解されているとは思えず、タクシーより安ければ良い程度の感覚ではないでしょうか。
 
 福祉有償運送については、タクシー料金の半額以下の料金設定となっており、ともすると安いことを理由に問い合わせを受けますが、障がい者認定を受けている人や、介護認定を受けている人、病気等によってバスやタクシーが容易に利用できない人を対象にして運行しています。
 
 津島市と愛西市の総人口は13万1280人で、このうち1万1785人が我々の移送対象者となります。
 その内訳は、要支援・要介護認定者5039人、身体障がい者手帳交付者数4434人、療育手帳交付者832人、精神障がい者手帳交付者790人、難病患者690人となっており、行政から福祉タクシー料金助成や外出支援サービスも存在するものの、高齢者や障がい者手帳受給者の増大が見込まれる中で、公共交通やタクシーのみでは対応ができないため我々の活動が引き続き認められました。
 
 現実には、現在利用されている会員は34人しかおらず、対象者全員がタクシーを利用する対象にはなりませんが、全員にサービス内容を案内すると、ボランティア4名では対応が不可能となり、これまでの口コミではなく、幅広いサービスを展開するためにはボランティアの延長では成り立ちません。
 
特定非営利活動法人 ひとまち生活ネット津島
 ≪利用者から収受する対価一覧≫
 【運送の対価】 
  距離制対価
    初乗り  1,3km以内     350円
          2,0km以内     470円
          3,0km以内     600円
    加算   3,0km超え 500mごとに50円
   利用者の乗車した地点から降車した地点までの走行距離に応じて適用
 【運送の対価以外の対価】
    待機料金
    待ち時間5分ごとに100円
 利用者の都合により車両を待機させた場合に適用
 
 昨日の資料は、私が提出した資料が66ページ分あり、行政側の資料とあわせると添付するのは困難で、何よりも協議会終了後に資料は回収されていることから、この程度にとどめますが、私の提出した資料の作成に行政書士を依頼すると20万円程度も請求されることから、(新たに参入しようとする団体に対しては)企業秘密ともなります。
 
 昨日の協議会の中でも話しましたが、愛西市と津島市には我々の法人しか福祉有償運送が認められていないものの、無認可(白タク)で人を移送している団体や、他地区から無許可で入っている法人も存在し、積み上げてきたボランティアを維持していくことの難しさも実感させられます。
 
                         本日の体重 79,7キロ
                                   7月24日の一言

民間の宅配サービスが充実して

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本日、我が家の畑から取れた小玉スイカです
 
 本日の新聞記事に、大手百貨店の高島屋が首都圏で生鮮品や総菜など食品の宅配事業を30日から始めると発表し、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象に、カタログやウェブを通じて販売し、最短で2日後に商品を届けると紹介されていました。
 
高島屋、首都圏で食品宅配へ 最短2日で配送
 
 戦後の高度成長社会の中で、郊外に大きな駐車場を備えた大型ショッピングセンターが進出する一方で、それまで各村々に存在した何でも揃う商店(万屋)が閉店し、出前をする八百屋や酒屋も無くなり、車に乗れない高齢者は買い物もできないことが問題となってきました。
 
 そんな現実を解消するため、高齢者や障がい者を買い物や通院に移送するボランティアを十年前から始め、平成19年にNPO法人を設立し、福祉有償運送の認可を受けて仲間と活動を始めました。
 
 さて、「タダ働きはしない」有償ボランティアとは言っても、ボランティアは金儲けにはならず、介護保険を利用したサービスは利用者は低額の負担ですむものの、買い物を依頼すると千五百円もヘルパーが手にしている現実や、車に乗って同行してくるヘルパーが高額な報酬を手にして中で、サービスの対象とならない高齢者の不便は解消されません。
 
 今年4月から病院への同行を依頼された会員さんは、病院の医師から余命を期限付きで宣告される末期がん患者で、絶対に治らないと言われてから、納得する在宅での闘病生活を選択しており、歩くのも大変な状況にありながら、歩けるため「要支援」としか評価されず、通院の同行や買い物の代行はヘルパーさんに時間千五百円の料金を全額負担で支払っておられます。
 
 地域にはワンコイン(500円)サービスで買い物を代行してくれるサービスもあるようですが、実は私の地元のショッピングセンターが当日の宅配サービスを実施しており、3千円以上の買い物には配達料の300円が無料になります。
 ただし、ネットで注文できる人に限定されており、ネットを利用できない高齢者は利用できず、注文の代行をするために会員登録はしましたが…
 
首都圏スーパー、進むコンビニ化 単身・高齢世帯に照準
 
 最近では、私の住む地域にも町内に一ヶ所はコンビニが開店しており、かつて存在した村の商店の役割を果たすようになり、公共料金の支払いやコピー機もあり、コンビニだけでも最低限の生活が可能になり、セブンイレブンをはじめ宅配サービスも充実してきました。
 
 ボランティアの立場ですから、「タダ働きはしない」の一言も横着かもしれませんが、お金にならない福祉有償ボランティアの立場から見ると、「福祉」という言葉に群がり、公的資金を食い物にしている人々も多く、民間企業から発信されるサービスの充実が今後の高齢者の自律を可能にするカギのように思われます。
 
                                   6月23日の一言

何でも対応していきたいものの

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名鉄電車弥富駅に近い踏み切りです
 
 本日は愛西市の会員さんの依頼で、福祉有償運送のボランティアに出かけ、津島市や海部地区では一番規模の大きい海南病院と、会員さんが個人的に信頼して相談されている薬局まで送迎しました。
 
 
 会員さんは膠原病を患うとともに、ガンの転移により重篤な環境にありますが、医師の勧める抗がん剤治療を断り、自分で良いと思う治療に挑戦中で、自分の父親の末期ガンの闘病生活を思い出すと、医師に委ねて病院で死を待つよりも、自分の最後は納得できる生活をおくった方が延命が果たせるのかもしれません。
 
イメージ 2 海南病院は、愛知県では三重県との県境となる弥冨市にあり、JR関西線と近鉄名古屋線、名鉄弥富線の終着駅が近いものの、車で訪れることはあっても、鉄道を利用した経験がほとんど無いため、道路を把握することも含めて、診察を待つ間に訪れてみました。
 
 右に添付した名鉄弥富駅は単線で、反対ホームがJR関西線の駅ホームとなっており、かつては尾西鉄道として津島市から一宮市を結ぶ主要鉄道で、尾張地方では名鉄よりも歴史の古い鉄道でもありました。
 
 さて、ボランティアは、会員さんの自宅から6キロ程度離れた病院まで乗せていき、その後に4キロほど離れた薬局に寄ってから、6キロ程度の距離にある自宅に送るだけですが、症状の急変も考えて家内と2人で同行しており、前回からヘルパーさんも同行するようになり、病院内ではヘルパーさんが付き添ってみえます。
 
 本日は病院から自宅に戻り、ヘルパーさんを降ろしてから、再度薬局に走るという効率の悪い依頼となりましたが、会員さんは要介護2と判定され、ヘルパーの付き添いについては全額自己負担となっており、1時間1500円の支払いが必要になることを聞かされました。
 
 「1時間1500円ですからね」
 「えっ、全部自己負担なんですか」
 「歩けるからダメだそうです」
 「でも、付き添いは必要なんですね」
 
 私達の受け取る費用より高い料金が付き添う(車に乗っている)だけで必要になることにも驚かされますが、判定の数字だけで必要と思われる介護サービスが利用できない現実に、「何とかできないか」と考えてみましたが、ボランティア意識で「ワンコイン(500円)」と言うと自分自身が大変なことになるので封印はしましたが…
 
 「福祉」という単語が社会のいたるところで目にふれる社会となっていますが、所詮は国や行政からの保険金目当ての商売で、福祉タクシーが一般タクシーよりも高額となっていたり、1時間1500円もの料金がヘルパーに必要という現実に、有償ボランティアとは言え低額で頑張っていくことの難しさも実感させられる一日となりました。
 
                                  5月26日の一言
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