首都圏の通勤ラッシュに満員電車に乗らず、駅に寄らないまま東名高速経由で渋谷に向かう「通勤高速バス」路線に人気が出ているとの発信があった。料金は割高のようだが、ゆったりと座ったままで乗り換えもなくターミナル駅まで行ける事が人気の理由とあるが、目的にあわせたバスの運行は、経営の苦しいバス会社にとっても生き残るチャンスかもしれません。
電車痛勤よりバス 郊外から都心の直行便
首都圏の東京近郊は、田舎のような過疎化に悩み、貴重な電車やバス路線が廃止される地方の田園都市とは条件も違い、武蔵野市のように自宅から300メートル以内に駅かバス停の無い地域を交通空白地帯として、空白地帯の解消を目指しているような都市も存在します。
私の住む愛知県の西部地域では、車で30分も走れば名古屋市の中心部に到着する事と、トヨタ自動車のお膝元で車の所有率も高い事から、バスや電車で通勤するよりも自家用車を利用してしまい、最近では名古屋市中心部に存在する空き地が安価な駐車場に転用される事で、益々バスや鉄道の収益率も悪くなっていきます。
我家のまん前にはバス停があり、私は雨天でもカサを持たないままで名古屋駅や繁華街までバスで行けますが、朝夕の通勤時間帯は渋滞して時間がかかる事から、どうしても自家用車を利用してしまいます。
そんな事から、私の学生時代には朝夕のラッシュ時に5分間隔で運行していたバスの便数が、最近では1時間に数本に減らされており、今後も更に減らされていく予測が専門家によって指摘されています。
バスを利用しない要因は、バスは時間がかかる事と、郊外までは深夜の運行が無い事なども考えられますが、国が身勝手に年金の支給年齢を遅らせ、高齢者も働くのが当り前となると、高齢者に配慮した運行を考えていく必要も出てきます。
千葉県や神奈川県で始まった「通勤高速バス」の運行は、働く高齢者にも優しい事から、かつて当地方にも存在した特急バスや、目的地への直行バスなど、多種多様なバス運行への期待を感じさせられました。
生活バスよっかいち http://www.rosenzu.com/sbus/
利用者の減少からバス路線が廃止された事から、住民たちが自分たちで考えてバス運行を実現した三重県四日市市の「生活バスよっかいち」は、苦戦するコミュニティバスの中で、行政に頼らず健闘する成功事例です。
生活バスよっかいちのホームページには、「地域住民と地元企業による新しいバスサービスシステム」とスローガンが掲げられていますが、これからはバス会社も地域の要望に声を傾け、住民と協働して利益を上げる好例として、「通勤高速バス」が定着することを祈りたいものです。
2月4日の一言









