大鹿一八「本日の一言」

平成16年2月から令和1年7月末までの「本日の一言」です。ヤフーブログ閉鎖により、ライブドアへ過去の記録として引っ越しました。

その他環境問題

白夜のようになった住宅環境から

イメージ 1
午後9時30分の事務所前 LED照明でなんとか新聞が読める明るさになりました
 
 我家は名古屋市と津島市をつなぐ県道沿いにあり、敷地の前に名鉄バスのバス停があり、50メートル先に24時間営業のコンビニがあるためにぎやかで、事務所前と自宅前に大きな道路照明燈2本と横断歩道の表示燈があり、バス停と自販機の灯りで元々明るかったのですが…
 
 最近になり道路照明燈がLED照明に交換されたため、夜でも白夜のように明るくなり、道路側では本も読めるくらいの明るさになり、電気料金が安いLED照明を町内の総ての電柱に設置すれば、夜でも照明なしで散歩ができそうに思えるようになりました。
 
 もちろん、行政頼りでは実現できませんが、各家々の協力があれば1万円から2万円程度でも照明燈は取り付けられ、LEDは電気料金も安いことから、クリスマスのイルミネーション感覚で導入は可能で、自宅の防犯対策として考えればできそうにも思えるものの、町内ぐるみの取り組みが前提となります。
 
 私の住む地域では、昭和40年代に農地の耕地整理を進める中で、各町内のまとまった土地に住宅団地が建設されて分譲されましたが、今では高齢化して老々介護や独居老人の住まいが増加しています。
 
 一方では、全国各地に最新式のエコタウンが建設され、太陽光発電で家庭の電力をまかない、住環境に配慮した街づくりやマンションが登場しており、既存の集落との環境格差は著しいものがあります。
  
 相模原市のエコタウン事業

事業名称
「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」
所在地
神奈川県相模原市中央区光が丘2丁目5209番3
交通
JR横浜線「淵野辺駅」より神奈川中央交通バス「光が丘小学校前」
 
まで約10分、バス停下車徒歩1分
開発面積
34,869.48㎡
売主
大和ハウス工業株式会社
施工
大和ハウス工業株式会社
販売開始日
2013年春頃予定
入居開始日
2014年冬頃予定
総戸数
128戸
販売価格
未定

 「光が丘エコタウン」は、神奈川県企業庁が「かながわスマートエネルギー構想」を推進するため、民間の事業者が持つ企画力や技術力等のノウハウを活用し、再生可能エネルギーの利用拡大と環境に配慮した新たな住環境を創造するべく開発するエコタウンです。
 128区画全ての住戸に太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池、HEMS(※1)、EVコンセントを導入するとともに、環境配慮型商業施設の誘致や太陽光発電システムを搭載した集会所を建設します。
 
 
 旧来の農村型集落においても、地域全体で議論して自然環境を生かしたエコタウンを目指すことは可能で、議員であることから賛同者からでも、夜も安心して出歩ける明るい街づくりを提案していきたいと思います。 
  
               本日の体重 73、0キロ 徒歩数 2040歩
                                 11月27日の一言

残虐なイルカ漁の論議再び

 キャロライン・ケネディ駐日米大使が18日、短文投稿サイトのツイッターに「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」と書き込んだ事が論議を呼んでいます。
 
 このことに対して、菅義偉官房長官は20日の記者会見で「イルカ漁業は我が国の伝統的な漁業の一つで、法令に基づき適切に実施されている。米国に日本の立場を説明していく」と述べ、更に本日には、和歌山県知事が、「残虐というが、命を奪って我々は生きている。クジラやイルカを殺すところだけ残虐というのは論理的でないと思う」と反論したとの報道がありました。
 
 イルカ漁について、ケネディ大使が「イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」の書き込みをしたことは、反対意見があるのは報道されているとおりですが、日本国内において水族館でイルカショーが子供たちの人気を得ている現状から、非人道的かどうかは別としても、残酷な行為であることは間違いがなく、わざわざ国の官房長官が日本の伝統漁業と反論する必要があるだろうか。
 
米大使イルカ漁批判に反論 和歌山知事「論理的でない」  2014年1月21日
 
官房長官「イルカ漁は適切」 ケネディ大使に理解求める  2014年1月20日
 
「米国政府はイルカ漁反対」 ケネディ大使がツイート  2014年1月19日
 
 私は今から4年前に、「イルカ漁が食文化と言えるのか」の書き込みを残し、当時のイルカ漁を批判する映画「ザ・コーヴ」の上映に抗議して反対する太地町や漁業関係者の発言に対して感じた違和感を記しており、私の一言では最大と思われる31のコメントが残されています。
  
イルカ漁が食文化と言えるのか  2010/3/8(月)私の一言
 
 当時の太地町町長は、「イルカ漁の正当性を国内外に主張していきたい」と語り、和歌山県知事も「長いあいだ太地町で行われてきた生活を守る営みを、一方的な価値観や間違った情報で批判するのは紳士の道に反する」と話したとあります。
 
 今回のケネディ大使の発言について、イルカの追い込み漁が日本の伝統漁法としても、戦後の食糧難の時代は別としても、日本人の多くはイルカを食べてはおらず、イルカ漁とイルカを食することを当り前に主張する官房長官の発言にはやはり違和感を覚えてなりません。
 
 私の住む地域でも、昭和30年代までは犬の肉を売りにくると言われた人々があり、地元の人々は忌み嫌っていましたが、今ではあり得ない話となり、犬や猫を虐待することや、池の水鳥やハトに矢を射ることで逮捕される時代になりました。
 
 関係者がイルカ漁の正当性を主張しても、イルカの追い込み漁を記録した映像を見るかぎり、ケネディ大使の発言を否定することはできず、残酷と言われる行為を国の大臣や県知事が正当化することに寂しさを覚えます。
 
 新聞報道でも賛否両論の投稿があると記されていますが、我々はイルカではなくとも、牛やブタなど生き物の命を奪って生きている現実があり、残酷な現場を人任せとしているものの、最近のクジラ肉についても、かつての大衆食材から高級料理店でしか食せなくなっている現実から、残酷とか非人道的と言われる行為は無くしていきたいものです。
 
                                   1月21日の一言

4人に1人が65歳以上となり

イメージ 1
我家で咲き誇っている西洋アサガオ
 
 かつては事務所横の樹木にからんで、主役のように青い花を咲かせていた西洋アサガオが、一昨年前に家族に根元から伐採され、やっと細々と育てていたものの、今春には雑草と一緒に抜かれて捨てられ、ゴミ袋から拾って瀕死の状態から生き延びた結果、現在では朴の木にからんで事務所の2階まで成長して花を咲かせるようになりました。
 
 
 一晩にして枯れてしまうハーブなどとは違い、同じ花を咲かす一年草のアサガオとも違って、土中に根をはりめぐらせ、多年草で丈夫な西洋アサガオではありますが、根こそぎ抜き取られてしまっては成長もできず、木々にツルを張って刈り取れない事から嫌われ物でしたが、私の声を大にした保護宣言によって見事再生しました。
 
 さて、本日の朝日新聞では、世界中で2億人が求職中の失業者で、就業をあきらめた成人は20億人にのぼると、世界銀行が発表した「世界開発報告」を報じている。
 失業者のうち、25歳未満の若者は約7500万人で4割弱を占め、先進国の景気回復が遅れているため、とくに途上国の若者や女性が職をみつけにくい状況に陥っているとも報道されている。
 
世界の失業者2億人、25歳未満が4割 世銀が報告
 
 一方では、2050年には世界の60歳以上の人口が20億人を超え、15歳未満の人口を初めて上回るとの国連の報告も報道されています。
 それによると、60歳以上の世界人口は12年現在で8億1千万人で、全人口の約12%。今後10年以内に10億人に達し、50年には20億人を超えて世界人口の22%を占めるようになると予測している。
 
60歳以上、2050年に20億人 途上国でも高齢化
記事の続き… 
 将来の高齢者人口が圧倒的に多いのはアジアで、50年で12億5千万人になる見通し。うち世界一の人口大国である中国では、人口の33.9%にあたる4億3900万人が60歳以上になる。インドも3億2300万人で、人口の19.1%を占めるようになる。60歳以上が30%以上を占める国は現在、31.6%の日本だけだが、50年には韓国やタイなどを含む65カ国に増えるとみている。
 現在は高齢者の3人のうち2人が途上国で暮らしているが、50年には5人に4人近くになる。高齢化への対応として報告書は、高齢者が経済的に自立できる年金制度や、手頃な料金で受けられる保健・医療サービスが欠かせないと指摘している。だが報告書によると60歳以上で年金を受給できているのは5人に1人にすぎず、国連の貧困対策に高齢化問題を組み入れる必要性もUNFPAは指摘している。
 オショティメイン氏は「高齢化は未来ではなく現在の課題で、強力な政策が必要だ。日本の社会保障制度やサービスは途上国に参考になる」と述べた。(小暮哲夫)
 
 総務省統計局が最近発表した65歳以上の「高齢者」については、65歳以上人口は3000万人を超え、高齢者の総人口に占める割合は24.1%で過去最高となった事が先月に報じられているが、これまで60歳以上が4人に1人と認識していた高齢者が、65歳以上が4人に1人となったのでもあります。
 
 「定年になったらゆっくりとしたい」という一言が当り前と思っていましたが、高齢者のうち65~69歳の就業率は、男性が46.2%、女性が26.9%と聞くと、60歳になったらのんびりするなんて現実的ではなく、年金で悠々自適なんて過去の話である事が実感させられます。
 
 本日は我家の2階で平成6年から続いている書道会、「神守丈友会」の書道展の反省と恩師への慰労を兼ねた食事会が開かれ、市内の「やじろべえ」という食事処で「松茸土瓶蒸し膳」を食べてきました。久しぶりの生ビールの相手があり、心地よい「ほろ酔い気分」での帰宅ともなりました。
 
                                    10月2日の一言

日本人残留孤児帰国の報道に

イメージ 1
我家の庭にたわわに実る柚子(ユズ)です
 
 本日は早朝より近所に住む叔父(母親の弟)の調子が悪いため、急いで病院まで送って欲しいと連絡が入り、顔を洗っただけで車に飛び乗ったものの、今年になって初めての寒波で車のガラスが凍っており、車中も温まりません。
 
 こんな時に市民病院に連絡すると、「専門医が居ないので…」と断られる事が多いものの、緊急事態だけに玄関に横付けしましたが、市民病院の電話応対が悪いために、「救急車を呼ばないと診てもらえない」と救急車をタクシー代わりにする人も確実に増えていきます。
 
 午前中は病院から自宅に帰る場合に連絡があると考えて自宅に待機していましたが、診察後にタクシーで帰ってきたと連絡があり、何事もなく良かったものの、お礼のお菓子を届けてもらっては私のために高くついてしまいました。
 
 さて、肉親捜しのために一時帰国していた中国残留日本人孤児の杜春泉さん(推定67~68)が、何も手がかりもないまま、本日午後の飛行機で北京に向けて飛び立ったと報じられていました。
 
残留孤児の杜さんが離日 肉親は見つからず
 
 中国残留日本人孤児の訪日調査は2年ぶりとなるが、孤児そのものが高齢化して認定者数は年々減少しており、証言する両親や家族も亡くなっている可能性も高く、ぜっかく日本に来たものの残念な結果が続いています。
 
 杜春泉さんは、1945年の秋か冬の季節に、旧・奉天市(現在の遼寧省瀋陽市)の難民収容所に避難し、最初の養父に預けられたとあるが、私の父親も旧満州鉄道に勤務して杜さんの住んでいる地域には詳しいと思うものの、平成5年に65才で他界しています。
 
 以前の一言にも記した記憶がありますが、私の父親が亡くなる数年前から、中国残留日本人孤児が来日すると、父親の住んでいた吉林省から来日する人には、話し相手になって欲しいと厚生省から必ず連絡が入り、父親は深夜遅くまで中国語で話していました。
 もう、その頃には、来日しても何の手がかりが無い人が多く、肉親が見つかった人の半面で悲しみから何も話さない人が多くなった事から、私の父親が中国語を本格的に学び直して中国人と交流を続けていた事から、こんなボランティアが続けられていました。
 
 それから20年ほど経過し、今回訪日した杜さんの年齢は、私の父親の亡くなった年齢を上回っていることから、マスコミにもテレビで犬や動物との別れでも放映している事を考えると、もっと真剣で本格的な報道をして欲しかったと思います。
 
 報道では、12日間の滞在中に7件の情報が寄せられたが、肉親につながる内容ではなかったとあるが、日本中のどこかに間違いなく杜さんの肉親が存在し、もしかすると兄弟が存在する可能性もありますが、親を殺したり子供を殺す事件も続く日本の世情だけに、何も手がかりもないままに帰国させる日本人の一人として心が痛みます。
                                12月10日の一言

戦前と錯覚するような東電発表

  先月24日から治療のために入院している、東京電力福島第一原子力発電所長吉田昌郎氏(56)の病状について、東電は事故後に復旧作業で浴びた放射線との因果関係は考えにくいとの見解を示したと本日の新聞やテレビが報じています。
 
 国民の関心は、吉田氏の病状が原発事故後の復旧作業によって浴びた放射線との因果関係であるが、本人のプライバシーを理由に被曝状況を公表しないばかりか、専門医の説明で放射線は関係ないと発表している。病状が放射線と無関係と言うのであれば、否定できる病状の公表は当然と思われるが、東電にそんな正論を吐いたところで、国民目線は皆無で、むしろ電力を住民に供給してやっているとの上から目線しか無いのかもしれません。
  
被曝との関係「考えにくい」と東電 吉田前所長の入院 
 
電力献金、民主側に1.2億円=労組から出身議員ら中心に 
 
 こんな横着で無神経な対応がまかり通り、国民の圧倒的多数が反原発と言われておりながら、首相を先頭に国会議員も批判すらしない体質に、国民の無力感を感ずるとともに、多額な電力献金が民主党議員に流れている事から、期待できるはずもありません。
 
 電力総連や東電の労組の政治団体から、寄付やパーティー券購入などの形で民主党国会議員から地方議員まで巨額な献金が行われており、政権を批判すべき自民党にも電力会社の経営者側が献金を行っている事から、国会議員や政党所属議員に民意の代弁は期待できない。そして、巨額な広告宣伝費を受け取っている新聞やテレビも心から信用はできない。
 
 民主党の野田政権になって、党内はまとまっていても、消費税の増税や災害復興を理由とした大増税が当り前に叫ばれ、菅前首相が原発からの撤退を発表したものの、電力会社から原発の再稼動が発表されても、政治が沈黙している現実にも不気味な社会へ進んでいるように思えてなりません。
 
 「人間の手で、自由に停止できない、危険な原発は要らない」
 
 「減税」を叫ぶ河村市長を財政難や税収不足を理由に批判する事は、国民の叫びを封印することになり、年金は減らされ、増税に迫られる重苦しい日本の姿しか見えず、政治も行政も総てリセットしたい心境となる師走となった。
 
                               12月2日の一言

半世紀もマリモを育て続けて

 富士五湖の山中湖などに生育し、絶滅危惧種に指定されているマリモの一種「フジマリモ」 を、昭和31年に採取した小学校3年生だった生徒が、現在まで50年以上にわたって水槽で育て続けていた事が朝日新聞一面に報じられています。
  
自由研究が絶滅危惧種救う 都内でフジマリモ育て半世紀
               http://www.asahi.com/science/update/0823/TKY201108230272.html
 
 フジマリモは昭和33年に山梨県の天然記念物に指定されたものの、水質悪化など生育環境の変化で絶滅したと言われ、西湖にわずかに残る絶滅危惧種となっており、育てていた亀田良成さん(63)のフジマリモは貴重な存在で、今後育て方を確立して山中湖に戻したい考えのようだ。
 
 自分の小学生時代と対比させると、夏休みの自由課題とは言え、仕方が無い事から渋々仕上げたものの、当時の昆虫や植物などを無駄に採集しただけで、何一つとして残したものもなく、記憶しているものもない。
 
 我々の少年時代は、現代社会と比べると自然の宝庫で、夕空を真っ黒にするほどのトンボや、小川に生息する昆虫は最近では存在せず、当時でも図鑑に載っていない不思議な生命体もあった事から、問題意識が希薄だった事が残念でたまらないし、50年以上も育て続けた亀田さんのニュースには驚かされている。
 
 さて、京都の送り火に放射性物質に汚染した被災地の松を持ち込もうとしたボランティア団体が、未だに汚染した松を念珠にして販売する記事が掲載されていますが、収益は支援金に充てると言うものの、福井県の団体がここまで松にこだわるのは何故か。
 
陸前高田の松、念珠はやめません 収益は支援金
高田松原の薪、販売中止に 五山送り火に提供のNPO
 
 さて、さて、この「高田松原」の松の一部を、千葉県成田市の成田山新勝寺が護摩木と一緒に燃やして供養するの報に、抗議の電話が殺到しているとの記事が掲載されているが、これについてもこのお寺の考えが判りません。
 
陸前高田の被災松、成田山新勝寺で供養 9月に
成田山新勝寺に抗議140件 津波被災松燃やす計画に
 
 このお寺は、暴力事件で話題となった歌舞伎役者の市川海老造の結婚式を大々的に披露したお寺ですが、これもパフォーマンスとしか思えず、お寺本来の魅力で人々をひきつけてもらいたいものでもある。
 
 本日の記事一覧を見ると、人を殺害したり、事故や死体遺棄事件など、悲惨な記事が並んでいるが、冒頭に添付した「フジマリモ」を育て続けた亀田さんのような明るい話題に期待したい一日ともなりました。
                                  8月23日の一言

66年目の広島原爆の日に

イメージ 1
我家で採れたブルーベリー 
 
 昭和20年に原子力爆弾が投下されて66年目を迎え、広島市の平和記念公園で平和記念式典があり、5万人の参加者が原爆投下の午前8時15分に合わせて黙祷した。
 
 
 被爆2世の松井市長は、「被爆者は核兵器のない世界を願い、毎日を懸命に生き抜いてきた」と挨拶し、福島原発事故には「放射線の脅威は多くの人々を不安に陥れた」と発言し、「核と人類は共存できない」との立場から国に対応を求めたと報じられている。
 
 参加した菅直人首相は、「安全神話」を深く反省するとして、「原発への依存度を引き下げ、『原発に依存しない社会』を目指す」と発言したと報じられているが、「脱原発」については国会での議論ではなく、国民投票を実施してでも民意を図ってもらいたい。
 
JA全中など、東海テレビCMの提供中止 誤放送に抗議
 
 「汚染されたお米 セシウムさん」と誤って報道した東海テレビには全国から厳しい批判が続き、全国の農協をたばねる全国農業協同組合中央会(JA全中)が、6日に東海テレビで放映される番組のCM提供を中止すると報道されているが、このスポンサー側となるJA全中からの圧力については不快感を覚える。
 
 原発被災後に撒き散らせた放射能により、福島県や東日本の酪農や農産物への被害が続く中で、国や行政による出荷停止や見合わせ指示の隙間を縫って、福島県や千葉県などの農家から汚染された作物が出荷され、実際に消費者の口に入っているが、これについてJA関係者はどのように責任を示すのか。
 
 東日本大震災の被害についても、福島原発の放射能汚染の責任については、総てを国の責任として補償する事に厳しい国民の批判も存在し、肉牛の出荷停止を国が補償する発表を批判するネット上からの発信も多い。
 
 
 添付した佐賀県知事の発言メモを読むと、知事も電力会社も完全なるグルとなっており、原発技術を他国に売り込みたかった自民党だけでなく、民主党幹部も電力会社の労働組合に選挙の借りがあり、国民の7割は「脱原発」と報じられていても、政治に民意を汲み取る期待はできません。まさに民意を二の次とした無政府状態と言っても過言ではありません。
                                    8月6日の一言

名古屋で「売るぞ福島産品」←そんな馬鹿な

 本日の朝日新聞夕刊(名古屋)に、「売るぞ 福島産品」の見出しで、名古屋市にある福島県名古屋事務所に、「福島の産品を売りたい」という、東海地方の企業や団体からの申し込みが相次いでいるとの記事が掲載されています。
 
 新聞記事を読む限りでは、過去には年間3件しかない物産展やイベントへの出展依頼が、震災後には6月まで9件、今月だけで10件決まっており、東海3県のイベントに福島産品が出展されているようだ。
 
 被災地の苦しい環境を支援したいとの心情は理解できるが、私はわざわざ汚染が話題となっている福島産品を東海地方のイベントに展示して、人々に購買させて福島県を支援する考えは余計なお節介としか思えず、万が一微量でも汚染された産品が存在した場合に、責任を取る覚悟があれば結構だが、「これぐらいの摂取は問題ない」では済まされません。
 
 我家ではヤクルトのヨーグルト『ソフール』が毎日配達されていましたが、震災後は福島県で生産されていため他の代用品が届けられており、半月ほど前から再度届けられるようになりました。
 
 「前のヨーグルトが配達できるようになるけど、今のままで良い?」
 「いや、前のヨーグルトに替えてもらって」
 「だって、前のは福島県の物だよッ?」
 「俺が食べるんだから、前のに戻してもらって」
 
 ヤクルトの配達人さんから問い合わせに、私は福島県で製造されていることを承知の上で応対しましたが、家内はわざわざ福島県で製造されたヨーグルトより代替品の方が良かったようです。
 しかし、これは私自身が「福島産」を認識した上で依頼したもので、他人から押し売りされたり、福島産を隠して届けられたものではありません。
 
 本日報道されたように、わざわざ福島産の食品をイベントに提供したり、福島産の物産品を販売して福島を支援するとの考えは理解ができません。
 
                               http://mscience.jp/truth/?p=660
 
 添付した記事は、中部大学の武田邦彦教授が、3月26日のブログで、福島県いわき市長に対し、福島県産の食材を使わないよう、強い口調で訴えたもので、「福島産の牛乳や食材は危険だという風評を払拭するため」という理由で、いわき市が子供たちの給食に福島産の牛乳と食材を使うと発表したものに対する反論であった。
 
 「給食に出されたら子供はどうしてもそれを食べなければならない、選ぶことができない」と訴え、すぐに止めるよう訴えている。
 「『風評を払拭するため』といわき市長は言っているが、福島第一原発は、チェルノブイリ並みの事故を起こしたわけである。福島県の農産物や海産物は、程度の差はあれ汚染されたと考えるべきで、流通させるべきではない。風評ではなく、実際の被害・危険性がある」との正論を展開している。
 
 発覚した福島産汚染牛肉についても、生産者が弁解しても、汚染の可能性を払拭せぬままに出荷した可能性が高く、わざわざ汚染地域の食品を人に勧める行為は、真の支援ではなく、万が一微量でも汚染されていれば犯罪行為でもある。
 
 厚生労働省は、汚染肉の流通により各地で混乱が生じている事から、福島県全域の牛の出荷停止を検討するように災害対策本部に要請すると本日(15日)発表している。
 
 こんな状況下で、愛知県内で消費者に向けて福島産品への大々的販売支援が行われていることに、支援とか美談では済まされない「食の安全」について真剣な議論をする事と、前記した武田教授など専門家の意見を参考にしてもらいたい。
                               7月15日の一言

義捐金と生活保護の狭間で

 東日本大震災の被災地で生活保護を受けていた人々が、義捐金を受け取った事から生活保護を打ち切られた問題で、国や行政の対応や説明が悪いと批判の声が上がっているが、私はテレビのワイドショーのインタビューに答える生活保護受給者の声を聞いて、逆に義捐金を受け取りながら、保護を打ち切られたことに反発する当事者の意見を聞いて疑問に思いました。
 
補償金・義援金理由に生活保護停止相次ぐ 被災自治体
                        http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106160167.html
 
 
 「義捐金が無くなった後の生活はどうするんだ」の声は、被災地の住民全体に共通する話で、義捐金で月に20万円の生活が半年続く前提で、その後の生活の保障が無い事から、生活保護を受け続けたいとの話は、全くもって身勝手な話としか聞こえてきませんでした。
 
 「義援金、補償金は収入だから生活保護が受けられないというのならば、義援金、補償金を返したい」の声も、生活保護をもらって当然の前提で語られており、生活保護の資金が真面目に働いた国民の税金である認識は感じられない。
 
 義捐金であれ、生活保護費であっても、それぞれが生活していく資金には変わりなく、生活保護費は永遠に保障された公的年金とは違い、急場の生活を援助する制度であり、義捐金によって生活が維持できれば重なって支給する必要はない。
 
 一方において、今回の地震と津波によって、家族を亡くしただけでなく、新築したばかりの住居を失い、銀行から借りた住宅ローンをそのまま残している人も多く、家賃もいらない仮設住宅に住みながら、住居費も含んだ生活保護費をそのまま受け取ろうとする声に同情するワイドショーの司会者やコメンテーターの発言は公平性に欠けると言わざるをえない。
 
 生活保護は受給者に収入があれば減額や廃止の対象になる。厚労省は5月、補償金や義援金の受け取った総額が、生活用品などの生活再建費用などを上回った場合、その分を「収入」とみなす-などとする通知を各自治体に送った。
 南相馬市では、義援金や補償金が支給された世帯の対象者と面談。再建費用を差し引いた補償金・義援金の額が、6カ月分の生活保護費を上回るなどした約150世帯について、生活保護を打ち切った。
 
 厚労省は事務手続きが被災者の負担にならないように求めており、南相馬市では「手持ち金がなくなれば生活保護を再申請できると説明している。その際の手続きの簡略化も含め、元受給者には納得してもらっている」と説明している。  産経新聞

 被災地に限らず、生活保護の受給は最終的な支援制度ですが、私の住む津島市役所では、明日の食事が確保できない人をそのまま放任することはありません。
 もっとも、市役所を欺いて生活保護を受給し、飲酒や賭け事で保護費を浪費する例も多く、打ち切られると議員に頼るケースもあり、本当の実態を調べずして問い合わせると、好ましくない受給に至る可能性もあります。
 
 以前の一言にも記しましたが、生活保護の申請に弁護士同伴で訪れるケースもあり、毎月の生活保護費から弁護士の報酬を支払っている例があったことから、『この問題をめぐって、福島県弁護士会は、福島県、および同県内の生活保護実施機関に対し、「被保護世帯の立場に配慮した取扱い」を求める要望を行った』との報道にも素直に受け入れられない心境です。
 
生活保護打ち切りは「差別」か
生活保護打ち切り、厚生労働省が募金へ課税を指示
 
 この問題については、添付したブログのように賛否両論ある中で、被災者の多くが生活保護の対象になる環境にあることから、公正な判断と厳格な審査によって、不届き者の存在を許さず、被災地の人々の早期復興に期待したいものでもある。
                               6月17日の一言

コンビニ弁当が危ないの報道に

 本日は6月議会の議会運営委員会が開かれましたが、来週からは議会日程が月末まで続きます。
 
 2泊3日の四国遍路でしたが、私は昼食の時間がもったいないため、「讃岐うどんが食べたい…」の大合唱を無視して、コンビニに駆け込み、弁当を買い込み、私は運転しながら「おにぎり」か「サンドヴィッチ」が定番となっています。
 
 日頃からコンビニに行く事がほとんど無い事と、コンビニ弁当は品揃えが豊富な事から、本心では「何処かでゆっくりと…」と思う遍路仲間にも、意外に好評なコンビニ弁当となっていますが、このコンビニ弁当が危ないとの発信が前々から存在します。 
 
            http://www.asyura2.com/0505/health10/msg/421.html
 
 福岡県にある西日本新聞の古い記事ですが、福岡県内の養豚農家で、コンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、豚の妊娠期間である114日後のお産で、死産が相次ぎ、やっと生まれた子豚も、奇形だったり虚弱体質ですぐに死に、透明なはずの羊水がコーヒー色に濁っていたという報道がありました。
 
 我々は毎日の食事をコンビニに頼っているわけではありませんが、ネットから発信されている内容だけを鵜呑みにすれば、腐って当然の食材が添付剤によって腐らないコンビニ弁当を食べ続ける事は好ましいとは思えません。
 
 福島原発事故によって、福島産の農産物や食材が放射性物質に汚染され、微量の汚染でも出荷することすら規制されている現状を考えると、食品衛生法の基準はクリアしているとはいえ、コンビニ弁当やスーパーで販売される食品の安全確保と検証は急務と思われます。
 
               http://takedanet.com/2009/05/post_b778.html
 
 添付した記事は、福島原発の事故後のテレビやマスコミに引っ張りだことなっている原子力の専門家である武田邦彦教授のネット発信(平成21年5月10日 執筆)ですが、『とにかく当面、(安全が確認できるまで)コンビニ弁当を買わないことにした。特に子供には食べさせないようにしよう』と公然と記されています。
 
 地方紙とは言え多くの読者を持つ新聞の報道や、科学者として大きな影響力を持つ学者の発信する記事だけに、ネット上の話題や議論に終わらせず、国の威信をかけて安全対策を講じて欲しいものでもあります。
                                 5月30日の一言

忙しさから世間と遮断されて…

 忙しいと新聞を読んではいるものの、世間で起こっている事件どころか、地元愛知県で発生した鳥インフルエンザについても、事件の存在そのものを知らずに「そんな事が起きていたのか」の一言に、「昨日から大騒ぎになっていた」との家族の言葉にびっくりとさせられました。
 
 愛知県では現在知事選挙の真っ最中で、我家の前の県道を選挙の街宣カーが声高々に走っていきますが、発生した豊橋市の関係者や近隣自治体は被害の拡大防止と、新たな感染に戦々恐々とする日々が続きそうです。
 
                    http://mytown.asahi.com/areanews/aichi/NGY201101260019.html
 
 県内では昨年2月現在、221戸の農家が745万羽の卵用の鶏を飼っており、飼育数は全国3位だけに、2009年に豊橋市のウズラから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出され160万羽が殺処分された悪夢が頭をよぎりました。
 
 さて、こんな大変な事件が発生して思い起こす事は、私の住む津島市も今では養鶏とは無縁の地域となりましたが、私の子供時代にはほとんどの農家が鶏を飼っており、サラリーマンであった私の父親は母に餌や水やりを任せて、3百羽程度の鶏を近所と競い合って飼っていました。
 
 当時に撮影された記録フイルムによれば、津島市に隣接する愛西市(旧佐織町)も養鶏を主要産業にして広報されており、当時は養鶏業者が必ず各村々に存在していました。
 
 過去の歴史まで調べて記しておらず、私の勘違いか知識不足で記しておれば申し訳なく思いますが、前記したような「160万羽が殺処分」なんて記憶はなく、人ばかりでなく黄砂も飛んでくる中国からの被害妄想に思えてなりません。
 
 本日は、朝から印刷した案内チラシの封筒入れ作業が夜まで続き、知人の応援があったものの作業は明日まで続き、何とか午後には郵便局に届けたいと思っていますが、アンケートの印刷(五千枚裏表)と、セミナーの新聞折込用チラシ(二万枚)を今晩から印刷に入っており、我が事務所は完全に印刷所に様変わりです。
 
 明日起きたら…
                               1月27日の一言
追伸
眠る前に雪で道路は真っ白に… そして深夜の救急車のサイレンが隣のお店に…

地下水に魅力を感ずる報道に

 私の住む津島市は海抜0メートル地帯のため、かつては水郷地帯で農家には必ず水路が引かれ、稲や藁などは舟を使って運ばれておりましたが、私の少年時代にはリヤカーに代わっていました。
 
 そして簡易水道が引かれてはいたものの、各家々には井戸があり、我家では井戸水が洗濯だけでなく飲料水としても使われていました。
 今でこそ冷房も空調機となっていますが、私の学生時代には地下水を利用した冷房も多く、我家でも地下水による大型空冷器があり、父親が素人作業で設置していたのを覚えています。
 
 そんな身近であった地下水の汲み上げが厳しくなったのは、上水道の整備と同時に、汲み上げによる地盤沈下が社会問題になったことが大きいと思いますが、最近では地下水を大量に利用していた工場が閉鎖や撤退した事により、津島市の地下水汲み上げ量は最盛期の2割程度と言われ、地盤沈下も治まっています。
 
 こんな中で、水道料金の値上げや下水道料金の連動により、地下水を利用したいとの声を時々耳にする事と、地下に無尽蔵に眠る地下水に対する過去の郷愁を覚え、我家に残されている地下水の管から汲み上げたいと何度も思いました。
 
地下水人気、自治体困った 病院やホテル、次々乗り換え
                      http://www.asahi.com/national/update/0123/OSK201101230004.html
                      http://www.asahi.com/national/update/0123/OSK201101230004_01.html
 
 さて、添付した新聞記事にも記されていますが、技術革新によって民間でも地下水が安心して利用できるようになり、かつての工業用ではなく飲用のための地下水汲み上げが話題になりつつあります。
 
 津島市もかつては水道水の主役であった地下水から、愛知県から供給される水道水の依存が増えていますが、飲料水は行政の思いのままでいられるかどうかは、民間の技術革新によって変わる可能性も考えられます。
 
 恵まれた地下の天然水による珈琲や抹茶なんて考えたら魅力を感ずる人も多いと思いますが、掘削した井戸が汚染されていたり、危険な細菌が混ざっている可能性から二の足を踏むものの、浄水メーカーの技術革新により我家の地下水が自由に飲める時代がやってくる可能性も高いことを実感させられる記事となりました。
                                1月23日の一言

6頭の生き残りにホッとして

                      http://www.asahi.com/national/update/0709/TKY201007090338.html
 
 沈静化しつつある宮崎県の家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)について、家畜の殺処分を拒んできた一軒の畜産農家が所有する種牛6頭について、県と所有者は県の管理として延命させることで合意したが、国は、「1頭でも残ると日本全体が食肉の輸出を再開できない恐れもある」などとして殺処分を求めている。
 
 全く無知な第三者として記せば、感染していないのであればそのまま延命させてやりたいが、感染拡大を抑えるため、国によって発生農場から半径10キロの地域にいる健康な家畜約12万頭すべて殺処分されており、公平性の面では処分された二千戸の畜産農家も納得はできまい。
 
 地域全体の牛を全て薬殺して、一刻も早い食肉の輸出を再開させたい国と、優秀な種牛5頭を延命させた宮崎県の温度差も感ずるとともに、一軒と言えども種牛を護った畜産農家が国や二千軒の畜産農家の圧力に屈せずに、納得する打開策を見出してもらいたい。
 
 日本の畜産業界や学問的な見解を度外視した私の私見ですが、この一軒の畜産農家の6頭の種牛を薬殺処分せず、宮崎県の責任で延命させる決断をした東国原知事の存在にホッとさせられました。
 
 今回の口蹄疫問題について、日本の食肉と畜産業界を護るために、感染の有無でなく感染地全体を封じ込める全頭薬殺処分も理解はできますが、感染していない種牛を護りたい畜産農家の心情も切実に理解できます。
 
 さて、「1頭でも残ると日本全体が食肉の輸出を再開できない恐れもある」と薬殺処分を求める国と、「6頭が生きている状態では16日の移動制限の解除は認められない」という農林水産省の圧力に6頭の種牛はどうなるのか。
 
 我家の相棒である犬との比較はできないものの、仮に犬の治療不可能な伝染病が発生し、感染してもいないのに感染防止のために、地域全体の犬を薬殺処分すると決められても私は相棒の2匹を差し出しはしません。
 
 この畜産農家は、6頭の薬殺処分は拒否しているものの、所有する一般の牛160頭の処分には応じており、孤立無援状態ではあるが、宮崎県も牛が健康である事を前提に延命させていることから、このまま健康で推移する事を望みたい。
                                 7月9日の一言

受刑者が犬との別れに涙して

イメージ 1

写真 修了式で盲導犬候補と別れを惜しむ受刑者たち

 本日の夕刊に報じられた記事であるが、「盲導犬巣立ち・受刑者涙の別れ」と題して、島根県の刑務所で受刑者が生後2ヵ月のレトリバーを1才になるまで育て、3頭の盲導犬候補となる犬を日本盲導犬協会に引き渡したとある。(詳しくは下記をご覧下さい)

朝日新聞記事↓↓
http://www.asahi.com/national/update/0119/OSK201001180171.html

 この試みは国内初の更生プログラムと記されており、受刑者の量刑が定かではないが、今春には5頭を受け入れて30人の受刑者が面倒を見るとあるが、今回の引渡しにあたって受刑者たちは、犬をさすって別れを惜しみ、「ありがとう」「頑張ってナ」と声をかけ涙をぬぐっていたとある。

記事と関係するブログ↓↓
http://blogs.yahoo.co.jp/s281218/MYBLOG/category_complete.html?pid=42684918&cat_id=555021726

 我家には私の生まれた時から犬がいなかった事がなく、現在も7才になる愛犬「もも」(雌・雑種)がいる中に、12月の初めに3ヶ月の約束で生後一年の「リマ」(雄・ポメラリアン)を預かり、目があった瞬間に、まるで昔から出会うべくして出会った相棒のような感覚に襲われた。

 そんなことは有り得ないであろうが、私の小学生の頃に飼っていた愛犬「まる」が長い年月を経て戻ってきたような感覚を覚え、それ以来寝食を共にして(夜も一緒に寝ています)、車での外出にも補助席を指定席として、1ヶ月後の別れを考えると悲しくて堪りません。

 「鬼の目にも涙」のことわざがありますが、罪を犯して刑務所に禁固刑となっている受刑者たちが涙を流して犬と別れる姿を想像すると、私まで涙が流れてくる顛末に、刑務所だけでなく少年院や学校教育にも生かせば効果的と思う半面で、保健所で薬殺処分となる犬たちも救いたい心境にさせられました。
                             1月19日の一言

名古屋で利き水会が開催され

 名古屋市で東京と大阪、名古屋の水道水を比較する「利き水」会が実施され、僅差ではあるが33人の参加者は名古屋の水道水が一番おいしいと判断したとの報道があった。

 東京と大阪の水はペットボトルで市販されている水道水で、名古屋市の水は水道の蛇口から汲んだ水を利用したとあるが、河村名古屋市長は東京の水が一番おいしいと選んでおり、水道水については甲乙つけがたいのではないか。

 元々が、東京や大阪と愛知県の水を比較する事自体がナンセンスで、琵琶湖や利根川水系の水と、木曽川の水を比較すれば、明らかに木曽川の水は汚染が少なく、河口に近い木曽川の水を飲んでも腹を壊さないのだから、おいしくて当り前でもある。

 むしろ、同じ浄化技術であれば誰もが名古屋の水を美味しいと選ぶのが当然で、大阪や東京の浄水場の高度なレベルを視察して、もっと格段に美味しい水道水にすべきではないか。

 さて、美味しい水については富山の白山水系とか富士山の湧き水など全国に名のある名水も多いが、私が今までで一番美味しいと思った水は、上高地の梓川のほとりの小梨平の岸辺ですくって飲んだ水で、水たまりの底から黙々と湧き出していた水でした。

 この辺りの環境は決して名水と呼べるような状態ではなく、飲むのも躊躇するような場所でしたが、川の底から湧き出す水を見て、手にすくった一口の水の美味かった事は今も忘れられません。
 平成5年1月、ガンで「余命1ヶ月」と宣言された父親のために、私は雪の降る北陸自動車道を富山県の滑川インターまで走り、上市町にある穴の谷(あなんたん)霊場・霊水を目指しました。

 穴の谷の霊水は含まれるラジウムによって肝臓ガンが治癒するとの情報が週刊誌に掲載された事があり、ワラをもすがる思いでしたが、いくら名水と言えども薬にはならず、親にも富山県まで汲みに行ったとは言えませんでした。

 ただし、人間の身体は水分がほとんどを占めており、毎日飲用する水道水の善し悪しは間違いなく健康を左右する事から、美味しい水道水の味を競う企画は重要で、そんな庶民感覚に敏感な河村名古屋市長の存在は、政権交代した民主党よりも心強い存在なのかもしれません。
                                  9月4日の一言

高速道路割引制度の陰で

 高速道路の休日「千円乗り放題」が、8月には平日にも拡大されるとの事であるが、選挙を前にして民主党は高速道路の完全無料化を公約としており、マイカー族には嬉しい話題のように思われるものの、道路の渋滞で車は動かず、必ずしも有効とは思えない問題も指摘されている。

 一方で、高速値下げがJR各社に深刻なダメージを与え、各社とも大幅な減収となる中で、JR四国については、、5月の鉄道収入(定期券を除く)は前年同月と比べ5億1200万円減(17.4%減)。阪神大震災があった95年1月(39.2%減)に次ぐ落ち込みと報じられている。

朝日新聞関係記事↓
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK200907080075.html

 また、フェリーや航海路の苦境は全国に広がっており、瀬戸内海では4月以降、3社3航路が廃止・休止され、広島県三原市の1社が今後、2航路を廃止する予定で、広島―愛媛間の呉・松山フェリーは6月末に廃業に追い込まれたと報じられている。

 我が身において考えると、休日の四国遍路の高速道路通行料は大幅な割引になったものの、休日を日程に組み込むと思わぬ渋滞に巻き込まれ、宿泊施設で休日割増料金を取られる事と、休日にはバス団体の朱印に待たされる事も多く、平日の四国行きは今までの高速代にも割高感を実感するようになった。

 私が昭和63年から続けてきた「朝日旅行友の会」についても、昨年は毎月マイクロバスの旅行を企画し、観光バスでも日帰り旅行を実施してきましたが、今年は私自身が忙しいとの事情もありましたが、高速道路の渋滞により例年より目的地までの距離に限界がある事から企画は立てたものの中止を選択する事としました。

朝日旅行友の会の行き先リスト↓
http://www.kuronowish.com/~oshika18/newpage102.htm

 こうやって考えると、高速道路の割引や無料化が車の渋滞ばかりか、他業種の廃業と離職者も生む可能性と、環境面でも大量の排気ガスを放出する事と、維持費は今まで以上に必要になる事から、以前のこの一言でも指摘したが、地域の足となっている公共交通機関を守るためにも、列車やバスなどへの割引を考えた方が環境面も含めて有効と訴えていきたい。
 
 同時に、列車やバスなどについても企業の枠を超えた連携や、フェリーについても仮眠がとれる事から、既存の交通手段を総合的に議論しなおし、マイカーよりも有効な利用条件やアイデアにより、廃止を決断する前に企業だけでなく地域全体の問題としての議論に期待したい。
                                    7月9日の一言

ゴミが資源だった事も忘れていた

 連休のはじめに事務所横の樹木を剪定(伐採)したが、切った枝が駐車場に横たわっており、久しぶりの休日と思っていると、この枝をゴミとして出すためには短く切る必要があり、「さァー、やろうか」との家内の一言で嫌々ながらの作業となりました。

 かつては伐採した樹木は田んぼに山積みし、乾燥させてから一度に火をかけて燃やしていましたが、環境問題として厳しい罰則が作られ、今では「野焼きの禁止」として法律にもうたわれており、現在でも平然として燃やされている人もありますが、私は議員でもあり厳禁のため黙々と作業を繰返しました。

 夜になって放映された「田舎に泊まろう」の番組を見ていると、鹿児島県にて宿泊が決まった家で、風呂の燃料に木の枯れ枝が使われており、まさに本日我家で切り分けた樹木そのものと同じ物が、我家では焼却ゴミとして出される枝が毎日の燃料として使われている現実にハッとさせられました。

 思い起こせば、我家でも30年前にはワラや伐採した枝、廃材を保存して風呂の燃料にしており、今では費用をかけてゴミとして処分している廃材の多くは、かつては燃料として使われていた事を考えると、ゴミの見直しと同時に有効活用を考え直す必要もあるのではないでしょうか。

 さて、カナダから帰国した大阪府内の高校生と教員3名が新型インフルエンザとして隔離されたが、3人と接触した関係者が62人あり、13人は国外へ乗り継いだものの、49人は空港の近くのホテルに足止めされており、同じ便で入国した163人も監視対象となっていのものの、連絡の取れぬ関係者もあるとの事から、関係する自治体にも問題が波及しはじめている。

 問題は感染したと思われる高校関係者が日本に帰国する前から発熱など風邪の症状を自覚していた事で、カナダを出国する前に検査を受けていれば日本に入国しなかった可能性もある事から、自由な出入国に対する国の更に厳しい対応が必要ではないか。

 中国では、上海経由で香港に入ったメキシコ人男性が新型インフルエンザに感染された可能性があると判断されたことをうけ、この男性と同じ航空便の乗客を隔離し、メキシコ政府から差別的と厳しい批判を受けているが、中国外務省が堂々と反論し、疑わしい人物の入国を徹底的に阻止しており、日本政府の対応は準備万端のように見えて、現実に入国後の確認すらできない監視対象者の存在に政府は反省すべきではないか。

 新型インフルエンザについては死亡する危険性が少ないなどと報じられているが、ウイルスに感染した人が感染の意識がないままに薬局の薬に頼ったり、身近な開業医で対処する事によって、感染が無尽蔵に拡大したり、薬に強い抵抗力をもって変異する可能性もあり、中国のような徹底的な侵入阻止を図るべきと思われる。

 時代の移り変わりによって、リサイクルによって資源の有効利用が叫ばれているが、現実にはそのまま利用できる原料が焼却ゴミとして処理されている。厳しい対応を説明していても、新型インフルエンザの感染者との接触者が野放しにされている現実。見直しは重要だ。
                                  5月10日の一言

久しぶりに八起会の名前を聞き

 久しぶりでテレビ画面から『八起会』の名前を聞き、代表の野口誠一氏の名前を懐かしく感じるとともに、仕事を辞して10年の歳月を実感する事となりました。本日の朝日新聞朝刊には、かつて津島市に赴任していた記者3人それぞれの記名記事が掲載され、懐かしさを感じた事もありました。

 私が野口さんの話を初めて聞いたのはNHKラジオの深夜番組『ラジオ深夜便』で、当時は新聞販売店のため朝の3時に起きている事が当り前で、配達に出た人々の様子を見ながら声をかけるのも仕事にしていたため、雑音の少ない時間帯に車中から聞いていただけに印象に残っている。

野口さん関係のHP⇒ http://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-1230.htm

 不況になり、大企業の厳しい人員削減が伝えられてくるが、中小企業や家内工業、個人店主にとっては赤字が続けば倒産が確実となり、借金が返せなければ夜逃げも選択肢となる。実は、私の周りにも倒産や夜逃げした人も多く、それらの人々は独立して起業していた人だけに、PTA役員など地域の中では活躍された人も多いため、一層に淋しさも募るものがある。

 もっとも八起会の野口さんの倒産した理由は、仕事は順調に進んでおり、会社の金で豪遊を続けた夜の浪費が原因であり、倒産はさせたものの経営者としての能力が無いわけではなく、倒産後に八起会を作って人の相談に乗る一方で、講演や著作活動など失敗した人生ではない。

 私の周りにも倒産や自己破産をしたり、夜逃げしただけでなく、自殺をした人もあるが、自営業者の中には地域のボランティアとして協力を仰いだ人もある事から、倒産や廃業が人生の終わりではなく、再起を促すとともに、次の目標を掲げてもらいたいものでもある。

 私自身の話となるが、学生時代に起業独立し、議員になる二ヶ月前に廃業したものの、それ以後議員を続けている事から失敗したとは思われていないが、私自身は現在の生活環境を目標にしていた訳ではなく、昨年7月より家内を働きに出した事から、経営者としては失格で、雇用していた人々のその後の人生にも影響した事や、経営者として完全燃焼できなかった反省も大きい。

 さて、世の中で失敗する人や、倒産や夜逃げをする人には、自業自得と思える人が多いが、世の中の制度や社会の環境の悪さもあるので注意を促したい。そもそも、私が起業する頃には銀行の融資はひじょうに厳しく、今のように簡単に借りられる貸店舗も存在しなかった。

 世の中は予定通りには行かず、病気や事故など想定外の事態が起こり、借金でスタートしていれば休業は即廃業と倒産に至る。我家も貸店舗を所有しているが、そもそも「儲かるから」と知人に勧められた建築だけに、借りる人は支払いが重く圧し掛かっていく。自営業に関わらず、マンションや分譲住宅の支払いができずに転出する人も存在する。

 「今度は〇△が危ない」などと、簡単に倒産する店舗の予想が地域の話題になるが、空き店舗の入居者を探す住宅業者が奔走するものの、次の入居者は確実に見劣りする。店舗の廃業が続き、アパートやマンションの空家が続くと、最後は外国人の溜まり場と化していく。

 八起会とまではいかないが、地域にも同じような組織や、司法や経営にも詳しい相談場所が求められている。倒産した人は縁起が悪いと遠ざける風潮も多いが、周りを見渡すと実に多くの知人が対象となっており、改めて本日まで忘れていた八起会の存在にハッとさせられたのでもあった。
                                 2月15日の一言

明智鉄道現地見学会に参加して

イメージ 1

 本日は交通問題研究会として、明智鉄道現地見学会に参加してきました。

JR名古屋駅8時7分発、快速中津川行きの先頭車に乗車するか恵那駅で集合。恵那駅9時10分到着
恵那駅9時17分発、明智鉄道で9時45分岩村駅着。
 ・岩村の街並散策
 ・地域住民の声の聞き取り
岩村駅11時59分発、明智鉄道で12時18分明智駅に到着。
 ・明智鉄道本社を訪問し、明智鉄道の現状について説明を受けた後、車庫にあるイベント列車などを見学。
 ・大正村の街並散策
明智駅15時59分発、明智鉄道で16時46分恵那駅に到着。
JR恵那駅16時50分発、快速名古屋行き17時59分名古屋着。

主催 東海自治体問題研究所交通問題勉強会 
参加 事務局長および桜花学園大学森田教授など10名

 詳細については、会報「津島の風」で報告しますが、ひじょうに厳しい経営赤字に苦しみながら、数々の増収活動を実施している事から、津島市についても参考になる可能性を求めて参加してきました。
 津島市の公共交通についても「交通空白地域」が多く、巡回バスについても必ずしも満足な住民の足にはなっていないが、全国各地の現状と比較すると、意外に健闘しているのかもしれないし、明智鉄道で実施している各種の施策を参考にすれば、まだまだ奥の手が考えられそうである事を実感する勉強会となった。

 視察や勉強会と言うと、議員の「ラベンダー畑」などの親睦・観光旅行が思いだされるが、この勉強会は一切の公費補助もないのに、全員が休暇を取って自前で参加していることに(当り前かもしれませんが)感心し、自己の勉強不足も実感して参加している次第です。
                                 8月2日の一言
ギャラリー
  • ようこそ 大鹿一八の納経所へ
  • ようこそ 大鹿一八の納経所へ
  • 令和6年 上高地開山式の様子です
  • 三重県桑名市大福田寺の聖天祭へ
  • 毎年恒例となった我家のアンズジャム作りへ
  • 毎年恒例となった我家のアンズジャム作りへ
  • 本日もボランティアの一日となって
  • 我家のきゅうりとプランターのイチゴです
  • 我家のきゅうりとプランターのイチゴです
アーカイブ
  • ライブドアブログ