最近のクマ目撃情報

小梨平キャンプ場へ

3年前の8月にクマによる人的事故のあった場所

クマ対策の現場を取材中

排水路も改善されていました

テントに食料を置かないための食料保管庫

説明役は環境省野生動物専門官の香取さん

取材者は近藤幸夫さん 山岳ジャーナリスト

キャンプ場受付前のゴミ箱も鉄製へ

私の知らないことばかりが耳に入ってきます

クマは絶対に開けられません

日曜日(18日)の写真です。

  2020年8月9日の一言



三年前の8月に上高地の小梨平キャンプ場でクマによる人的被害が起こり、小梨平キャンプ場周辺のササが刈り取られ景色も一変してしまいました。

三年前の事故についても、元々は県外へ出てはならない外出自粛中の東京都の女性がテントに匂いがする食料を持ち込んでいたことが原因で、これまでクマの人的被害の無かった上高地はこれによりキャンプ場は休止となりました。

日曜日は偶然にも取材を受ける野生動物香取専門官と出合い、取材する記者が元朝日新聞社の山岳専門記者だったことから、ずうずうしくも同行させてもらいました。

三年前の事故当日も現場近くにおり、事故後の対応も見てきたわけですが、外から見ただけでは判らないキャンプ場内で改善された対策を細かく聞くことができ、クマの生息地である上高地へ人が入っていくという現実を改めて実感させられました。

もっとも、上高地で半年間テントを張ってきたホームレス画伯こと渡辺さんは、一度もクマの脅威を感じないままに生活しており、適切な行動によってクマの被害に遭わない対応が重要です。

現実には三年前の事故によって、それまでのように家族とテントを張って楽しむ気分にはなれませんが、人の居ない離れた場所へ一人だけでテントを張っている人を見ると、クマの被害を起こさないため観光客への啓蒙の重要性を実感させられる同行となりました。

大胆に刈り取られたササ原によって、小梨平の風景は変わってしまいましたが、キャンプ場で実施されていた細かいクマ対策を聞くことができ安心感も実感させられました。