
本日添付した写真は、私の住む愛知県津島市の名物である「くつわ」を揚げている「松屋儀左衛門」さんの当主で、元は市役所幹部から市議会議員の先輩にあたり、津島神社の門前で先祖代々の老舗土産物店を守っておられます。
時々立ち寄るものの、実際に作業場に入ったのは初めてのことで、数人の店員さんによって材料が作られ、次々と油の中に入れられて「くつわ」が完成していきますが、これだけ大量に作られるということは、それだけ売れている証でもあります。
「あかだ」と「くつわ」は津島市の名産品となるお菓子で、「あかだ」は弘法大師が当地を訪れた際に、悪疫退散を祈願として、米の団子を油で揚げて、津島神社に供えたという伝承がのこり、「気をつけて食べてください」と言わないと、あまりの硬さに歯が折れてしまうと言うくらい硬いお菓子です。
かつては、これを食すればその年は疫病に罹らないと言い伝えられており、「くつわ」については、「あかだ」の原料に砂糖を混ぜて、馬の蹄のようにして同じように油で揚げたお菓子で、天保11年に尾張藩主の好みで作られたと伝わっています。
右の写真の上が「あかだ」で、下が「くつわ」ですが、とにかく硬いので歯が丈夫でない人は、しばらく口の中に入れておいて、人肌で柔らかく(なかなかなりませんが)なるのを待ってから食べたほうが無難です。 現代社会のように甘いお菓子が当たり前となる前には、「くつわ」も甘くて美味しいお菓子だったと思われ、現代でもクセになって食べるのを止められない大ファンも存在します。
今でこそ神社前の土産物店は寂れているものの、昔は人で賑わい、私なんかは相手にもしてもらえなかった老舗で、尾張名所図会にも記されている歴史のあるお店です。
実は、四国の善通寺の門前にも硬さでは「あかだ」や「くつわ」に負けないお菓子「硬パン」があり、本日は週末に歩き遍路友の会のメンバーで宿泊する善通寺の宿坊に「あかだ」と「くつわ」と一緒に、柔らかい名古屋名物「ういろう」も送付しました。
弘法大師ゆかりの「あかだ」と「くつわ」を、弘法大師の生まれた香川県に紹介して、全国にPRしていきたいと身勝手に考えておりますので、気になる方は当方まで問い合わせていただければ幸いですが…
11月13日の一言

昨日の一言に投稿されたコメントに対して、「上高地の帝国ホテルのケーキセットよりは良かったですよ」と、昨日訪れたカフェと上高地の帝国ホテルを比較する安易なコメントを返してしまいましたが、朝のモーニングバード(テレビ朝日)の番組を見て、料金だけを比較した軽率な自分のコメントに反省しきりの朝となりました。
添付した左の写真は、帝国ホテルのHPから拝借しましたが、右の写真は23日に訪れた際に、人の出入りのない雪に閉ざされた帝国ホテル(横から撮影)で、真冬の白銀の世界にあっても、真っ赤な屋根が存在感を示しており、降り積もった雪が私たちを寄せ付けません。
私が訪れた土産物店は、松屋儀左衛門で、店主が元市職員から市議会議員を永く務められた先輩のお店で、本日は名物の「くつわ」と「レンコンの砂糖漬け」を購入し、店主は不在だったものの、ついでに観光用「うちわ」も(2種類は贈答用、1種類は自分用です)買い求めてきました。


偶然ではありますが、弘法大師の生まれた善通寺の御影堂と本堂の間にある道路にも、津島市の「あかだ」に負けない固さを誇る「堅パン」を販売する店があり、地元では知らぬ者がないと聞かされ、一度訪問したいと考えていました。







